テキストサイズ

銀魂

第22章 月はなんでも知っている

さ)「え、奉行所に忍び込むですってござる?」


銀)「いや、こいつがね行くってきかねーんだよ。で、お前忍者じゃん。そういうの得意じゃん。頼むわ」


さ)「頼むってなにをでござる?」


銀)「いや、忍者にしてやってくれ」


さ)「忍者なめてるでござるか?それと私昔、将軍様にお仕えしてたから幕府相手に下手なことはできないわ」


さっちゃんさんは懐から携帯電話をだしポチポチといじり始める。


さ)「今日だって幕府関係者から仕事の依頼が…。ホラ、これ…」


画面を見せるのと同時に携帯は銀さんの木刀によって弾かれ粉々になる。


銀)「てめっなめてんのか。仕事中に客の前で携帯いじくってんじゃねーよ」


さ)「……フン。厳しいのね///」


新)「なんで赤くなるの?なんで赤くなるの?」


新八君はさっちゃんさんが顔を赤くしたのに不思議そうな顔をするがあたしは今はっきりわかった。


さっちゃんさんは銀さんの事が好きって事。
前に結婚騒動があった時もしかしたら、いやきっと銀さんに惹かれたんだろう。


う、こんな所にライバルがいたとは…
さっちゃんさんは顔も綺麗だしスタイルもいいから見た目的には完璧負けたよこれ。


でも銀さんの事好きな気持ちは負けないから頑張らなければ‼︎


こうあたしが1人さっちゃんさんに闘志を燃やしている間に銀さんはなんとかさっちゃんさんを説得し(無理やり)あたし達は忍術を受ける事になった。


–––––––––––––
––––––––––––––––––


あたし達は忍者の服に着替え商店街の通りにいた。


服の色はみんなして派手で


銀さんー白


新八君ー水玉模様


神楽ちゃんーピンク


桂さんー黄色


あたしー青


まるで日曜日朝7時からやっている戦隊モノのみたいだった。


さ)「それじゃぁこれからあなた達の忍者適性を見させてもらうから」


悠)「それでなんで商店街なんですか?」


さ)「あら、あなたお馬鹿さんなのかしら?ここは『忍者通り』と呼ばれあたし達忍者の修行によく使われている場所だからに決まってるじゃない」


いや、決まってるじゃないって…
そんなの初めて聞いたんですけど。


つか、なんかさっちゃんさんあたしに冷たくない⁉︎

ストーリーメニュー

TOPTOPへ