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銀魂

第22章 月はなんでも知っている

塊)「にしても、嬢ちゃんよく見るとかわいこちゃんやないかい。どや、俺の女になるって言うなら見逃してやるで?」


悠)「な、なに言ってるの。あなたの女になるぐらいならトドメさされた方がマシよ」


正確に言えば私には銀さんと言う想い人がいるからいらないだけどね。


塊)「ほーそうか。ならしゃーないな。あばよ‼︎」


塊は私にクナイを振り下ろす。


その時だった。



さ)「者・皆・斬・列・在・前…」


さっちゃんさんの念仏が聞こえてきた。
同時に「ネチャネチャ」と音がする。


薫)「猿ぅぅ‼︎なんで動けるの⁉︎私の技が効いてな…‼︎まさか納豆の匂いで私のバラの香りをかき消した⁉︎」


さ)「忍法‼︎ねば〜ギブアップ‼︎よみがえれェェ‼︎銀さん‼︎悠さん‼︎」


悠)「はっ‼︎」

身体が動く‼︎


それに気づいた私はクナイを振り下ろしてくる塊の鳩尾に木刀を突き刺す。


塊)「ガハッ‼︎」


塊は鳩尾を抑え倒れこむ。


ふぅ。
終わった。


銀さん達はどうかな?


銀さん達の方を向くとどうやら2人も服部全蔵と薫を倒したようだ。


神)「ぎゃァァァ‼︎」


ガシャン‼︎


悠)「⁉︎」


神楽ちゃんの悲鳴?
何かあったの?


私は今度は神楽ちゃん達の方をむく。
するといつの間にか壊れていた柵を飛び越え出口に向かっていく神楽ちゃんの姿が見えた。


悠)「新八君、神楽ちゃんどうしたの?」


新)「神楽ちゃんは今生死の狭間にいるんです…」


悠)「そうなんだ…ん?」


私はふと先程までテレビに映っていた男がいた場所を見る。
男はいつの間にか逃げていたようでそこにはいなかったがその代わり串刺しになっているエリザベスさんを見つけた。


桂)「アァァァァ‼︎エリザベスゥゥゥ‼︎なんてこった‼︎ひどいぞぉぉ‼︎」


桂さんはエリザベスさんの姿に嘆く。


それに対し私達はエリザベスさんの姿に疑問を持った。

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