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銀魂

第23章 どうでも良い事に限ってなかなか忘れない

タッタッタっタ。


新)「みんなァァァ!!」


病院の長い廊下に新八君の声が響きわたる。


悠)「新八君!!」


新)「銀さんは?銀さんは無事なの!?」


お登勢)「病院でデケー声出すんじゃないよバカヤロー!!」


神)「オメーもなババア!!」


キャ)「オメーモナクソガキ!!ソシテ私モナ!!」


悠)「みなさん落ち着いてくださいよ。新八君、取りあえずここに座って。ね?」


新)「あ、はい」


あたしはみんなを落ち着かせる。


今回何故あたし達が病院に居るのかと言うと・・・




銀さんがバイクでジャンプを買いに行った時に車と事故ってしまい病院に運ばれたのだ。


でも銀さんならこんな事で死ぬはずなんかない。
きっとあまり大怪我をせずにけろっとしてるはずだよね。


でもやっぱり心配だな。


ガラガラ。


銀さんが寝ている病室が開いた。


悠)「銀さん!!」


あたし達は病室に入る。


そこには頭にグルグルと包帯を巻きボヘーっとした銀さんがいた。


ほっ。
やっぱり無事だった。


あたしは安心して胸をなでおろす。


お登勢)「なんだい。元気じゃないかい」


神)「心配かけて!!もうジャンプなんて買わせないからね!!」


新)「心配しましたよ銀さん。えらい目に遭いましたね」


悠)「しばらくは安静にしててくださいよ?あんまり動かないって約束してください」


あたしは指きりしようと銀さんに小指を向ける。


すると銀さんはくるっとあたしの方を向き一言言った。


銀)「誰?」


悠)「え?」


銀)「一体誰だい、君たち?僕の知り合いなのかい?」


あたし達は銀さんの言葉を聞いて顔をしかめた。








全)『えぇぇぇぇぇ!?記憶喪失ぅぅぅぅ!?』


あれから銀さんを担当しているお医者さんがきて状況を説明してくれた。


どうやら車とぶつかったとき記憶をなくしてしまったらしい。

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