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銀魂

第24章 娘の彼氏は取り敢えず殴っとけ

銀)「・・・いや~よかったな。神楽ちゃん犯人じゃなかったみたいで」


新)「・・・そうですね。でも・・・神楽ちゃんなんか襲われていませんでしたか?」


悠)「き、きっと幻覚ですよ・・・。それかお父さんですよ。アレ・・・」


銀)「悠の、言うとおりだ。親父だアレは。電話っつーのは親父からでよ、ここで待ち合わせしてたんだよ」


新)「ああ、そうか。親子の抱擁かアレ」


銀)「親子水入らず邪魔しちゃいけねーよ。帰んぞ」


あたし達は帰ろうと銀行に背を向ける。


その時だった。


ガッ

銀・新)『え?』


銀さんと新八君の足に化け物に半分呑まれた神楽ちゃんがひっついてきたのだ。


神)「銀ちゃ〜ん。酷いヨー。なんで助けてくれないネ」


銀・新)『ぎゃぁぁぁぁぁ』


銀さんと新八君は神楽ちゃんを半分呑んでいる化け物に驚き叫び声をあげる。


銀)「何してんのォォお前‼︎なんかいっぱい付いてきてるぞ‼︎お父さん内臓的なものが‼︎」


銀)「私銀ちゃんのためにいっぱい振り米したヨ。妊婦の件はどうなったアルか?」


銀)「妊婦の件ってなに⁉︎お前どんな騙され方したんだ、オイ‼︎」


悠)「そんな事よりアレ‼︎神楽ちゃんのお父さんじゃないの⁉︎」


あたしは口からデロデロ化け物を吐いている男の人を指差す。


神)「知らないヨ。フラッとやってきて勝手にデロデロし始めたネ‼︎」


新)「まだデロデロやってるよ‼︎」


新八君が叫んだ瞬間ズザザザザと3人が化け物に引きずられ始めた。


悠)「みんな‼︎」


新)「だァァァ‼︎離せ、離せ‼︎」


銀)「神楽ちゃん離しなさい‼︎メッ‼︎」


神)「お前ら全員道連れじゃー」


神楽ちゃんはぺっと唾を剥ぎならがいう。


ヤバイ。
このままじゃ銀さんがあの化け物に‼︎


あたしは腰から木刀を抜き化け物に立ち向かう。


が…



シュルルルル‼︎


ガシッ


悠)「へ?」


化け物の別の場所から出てきた触手に捕まってしまった。

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