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銀魂

第24章 娘の彼氏は取り敢えず殴っとけ

銀)「なんだァ。悪用ってどういうことだ、コラ。テメーの頭で大根をすりおろす事をさすのか?大体長い間娘をほったらかしにしてきてたのに言えた義理かよ」


星)「なんだァ。こちとら必死に探し回ってたっつってんだろ。ちょっと目離したら消えていなくなってたんだよ。難しーんだよ、この年頃の娘は。ガラス細工のように繊細なんだよ」


銀)「なに言ってあがんだ。ガラス細工のような頭しやがって」


銀さんと星海坊主さんは売り言葉に買い言葉・・・


今にも喧嘩を繰り出しそうな雰囲気を醸し出していた。


星)「テメェェェ!!強気でいられるのは今のうちだぞ!!30過ぎたら急に来るんだよ!!いつの間にか毛根の女神が実家に帰ってんだよ!!」


銀)「いだだだだ!!」


新)「2人とも喧嘩は止めてください!!」


新八君が2人を止めると何とか喧嘩は収まった。


星)「とにかくテメェのような奴にウチの神楽ちゃんは任せておけねェ!!神楽ちゃんは俺が連れて帰るからな!!」


星海坊主さんは銀さんを指差しながら言う。


その時だった。


神楽ちゃんが物凄い顔で星海坊主さんに蹴りを入れた。


神)「なーに勝手に決めとんじゃぁァァ!!」


星)「グフゥ!!」


ガシャンッ!!


星海坊主さんは他のテーブルにぶつかる。


星)「神楽ちゃん!?なにするの?ドメスティックバイオレンス!?」


神)「今まで家庭ほったらかしにして好き勝手やって来たパピーに今更干渉されたくないネ。パピーも勝手、私も勝手。私勝手に地球に来た。帰るのも勝手にするネ」


星)「神楽ちゃん。家族ってのは鳥の巣のようなもんだ。鳥はいつまでも飛び続ける訳がねェ。帰る巣が無くなっちまうといずれ地に落ちちまうもんだ」


神)「パピーは渡り鳥。巣なんて必要ないネ。私もそう。巣なんて止まり木があれば十分ネ」


星)「それじゃなんでこの止まり木にこだわる。ここでしか得られねーもんでもあんのか?」


神)「またあそこに帰った所で何が得られるネ。私は好きな木に止まって好きに飛ぶネ」


星)「・・・・・・ガキが。生意気言ってんじゃねーよ」


神)「ハゲが。いつまでもガキだと思ってんじゃないネ」


2人の間に異様な空気か漂う。

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