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銀魂

第24章 娘の彼氏は取り敢えず殴っとけ

あ、あれ。
なんかこの空気危なくない?


今すぐにでも親子喧嘩が起こりそうな予感が・・・


あたしは息を飲む。


そして・・・



神)「ほァたァァァァァ!!」


バリーン!


あたしの予感は的中し神楽ちゃんと星海坊主さんの親子喧嘩が始まった。


神楽ちゃんと星海坊主さんは近くの窓から身を投げ出しレストランを出て行く。


悠)「銀さん!このままだと他の人にまで被害が!!」


銀)「分かってらァ!!新八、ここは頼んだぞ!!」


新)「はい!!」


あたし達は急いでデパートの階段を下り外に出た。


すると2人はデパートの前で睨みあっていた。


悠)「神楽ちゃん!!」


あたしは止めようと神楽ちゃんを呼ぶ。


しかし、それを銀さんが止めたのであたしは2人を見守る事にした。


星)「よほどこの止まり木が気にいってるらしいな。だったらなおさらここを去るがいい。忘れたか。我々の身体に流れている獣の血を。獲物を求めてさまよう夜兎の血を・・・所詮俺たちは戦場でしか生きられない獣だ。家に帰りたくなかったら俺と一緒来い。ここはお前の居場所じゃねェ。俺たちが飛んで良い空じゃねーんだよ」


神)「いやアル。私はそんな諦めた生き方したくないアル。ここに居れば変われる気がするネ。銀ちゃんや悠、新八達と一緒にいるネ」



星)「銀ちゃんや悠?あの野郎達か?譲ちゃんはともかくあんなチャランポランに何ができるってんだ。・・・仕方ねェ。だったら力ずくでも連れていくぜ」


星海坊主さんはそう言うと目には止まらぬ速さで神楽ちゃんの背後へ回り持っていた夜兎独特の傘でぶん殴った。


神楽ちゃんはその衝撃でぶっとぶ。


その先には親子2人が歩いており神楽ちゃんと今にもぶつかりそうな距離にいた。         

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