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悠）「危ない！！」


あたしがそう叫んだのもつかの間。


ガシッ。


銀さんが神楽ちゃんが親子にぶつかるギリギリで受け止め何とか防いだ。


神）「銀ちゃん！！」


ドサッ！！


銀さんは少し乱暴に神楽ちゃんを下す。


銀）「・・・ったくなにやってんだ。テメーら」


神）「銀ちゃん。私・・・」


神楽ちゃんが銀さんに何か言いかけた時、星海坊主さんがあたし達の近くに来た。


星）「なんの真似だ。親子喧嘩に首突っ込むなんざヤボだぞ」


銀）「・・・また派手に暴れ上がったな。とんだ親子だ。蛙の子はやっぱり蛙だな。・・・帰れよ」


悠・神）「え・・・」


あたしは銀さんの言葉に驚き声を漏らす。


銀）「お前にはやっぱり地球は狭いんじゃねーの。良い機会だ。親父と一緒に行けよ。ここでさよならだ。悠、行くぞ」


銀さんはあたしの腕を掴みながら歩き出す。


神）「・・・なんで、なんでそんな事言うアルか？ねェ、待ってよ！！銀ちゃん！！悠！！」

神楽ちゃんは切なそうに懸命に叫ぶ。


あたしはそんな神楽ちゃんに声をかけたいが銀さんに腕もを掴まれ無理やり歩かされるので出来やしない。


ねェ、銀さん。
なんで神楽ちゃんにあんな事言ったの？


なんで神楽ちゃんの事突放したの？
神楽ちゃんの事が嫌いになった訳じゃないんだよね？


だって・・・
銀さん辛そうな顔してるよ。
なにか考えこんでる顔してるよ。


悠）「銀さん・・・」


あたしは銀さんに聞こえない声で彼の名前を呟いた。


＿＿＿＿
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次の日になった。


神楽ちゃんのいない夜はとても静かだった。


銀さんと夜ご飯をとり合う事も無く神楽ちゃんお得意のいびきもしない。


とても、とても静かだった。


あたしはそれが嫌で昨日はすぐ寝てしまった。


だが、今はそんな静けさは無くなっている。



なぜなら新八君が大声で叫んだからだ。