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銀魂

第24章 娘の彼氏は取り敢えず殴っとけ

新)「えぇぇぇぇぇぇ!?解雇ォォォォ!?」


銀)「うるっせーな。デケー声出すんじゃねーよ。あ~あ。深爪しちゃったよこれ。てめッどーしてくれんだ」


銀さんは新八君が怒っているのにも関わらず悠長に爪を切っている。


そんな姿いつもなら微笑ましいと思うが、神楽ちゃんがいない今は詰まらないと思ってしまう。


新)「神楽ちゃん解雇したって言うんですか!?えっ!?じゃぁ神楽ちゃんはお父さんと一緒に帰ちゃったの!?」


銀)「知らねーよ。帰ったんじゃね?もう1日たってるし。よかったろォ。金貯めて実家に帰るとか言ってたのに手間が省けたんだから。それにお前なァガキとは言え女の子が野郎の家に上がり込んでるっていうのはいかんよやっぱり。俺が親父だったら殺しに行くね。その男を。あ、悠は別だから。俺の彼女だから…新)「うおりぁあああ‼︎」フゴッ‼︎」


銀さんが話している途中、新八君が銀さんの鼻の穴に指を突っ込み背負い投げした。


悠)「ぎ、銀さん‼︎新八君‼︎」


銀)「いだだだだだだだ‼︎とれた‼︎これ鼻絶対とれた‼︎何しやがんだ‼︎」


新)「見損ないましたよ銀さん‼︎アンタ神楽ちゃんの気持ちとか考えたことあんのかよ‼︎神楽ちゃんがどれだけ万事屋(ここ)を大事に思っていたか‼︎神楽ちゃんがどれだけアンタを…」


新八君は目にいっぱい涙を貯めて鼻をすする。


新)「もういいです。銀さんがその気なら僕ここをやめさせてもらいます」


新八君はそう言うと黙って出て行ってしまった。


あたしは新八君が出て行った玄関を見つめる。


どうしてこんなことになってしまったんだろう。
みんなの気持ちがすれ違ってバラバラになっている。


それを戻すためにはあたしが動かなきゃならない。
でも、あたしは今何をしていいのかわからない。


なんで?
そんなの決まってる。


銀さんの考えていることがわからなから。


みんながみんなこの万事屋が大好きなことはわかる。
銀さんも、新八君も、神楽ちゃんも、あたしも互いの事が大切でかけがえのない家族みたいな物だと思っている。


じゃぁなんで銀さんはあんな事言ったの?
神楽ちゃんが大切だから?


分からないよ。
銀さん…


あたしは銀さんといるのか気まずくなり万事がを出た。

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