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沖）「俺たちは真選組だ。一般市民を危ない所に行かせる訳にはいかねェ。それにアンタじゃ、あのエイリアン倒せやしない。ついでい言うと旦那もエイリアンの所に行きやした。だから大丈夫でさァ」


あたしは沖田さんの言葉に目を見開く。


銀さんが！？
だったら・・・


悠）「だったらなおさら行きますよ。あたしは。大切な家族が・・・大好きな人が闘ってるならね・・・」


沖）「あんた・・・」


沖田さんがスッと力を抜いた瞬間あたしは沖田さんの手を振り払い走りだした。


近）「待て！！万事屋の娘ェェェェェ！！」


悠）「待ちません！！今度バナナあげるので大人しくしててください！！」


近）「え！？それ俺がゴリラって言う意味！？そうなの！？」


近藤さんは叫んでいるが耳を持たずあたしは走り去った。





ターミナルの中に入るとエイリアンに呑まれた神楽ちゃんを見つけた。


悠）「神楽ちゃん！！」


あたしは神楽ちゃんを呑んでいるエイリアンに飛び乗り神楽ちゃんに手を伸ばす。


悠）「神楽ちゃん！！手を伸ばして！！」


神）「ゆ・・・う・・・」


神楽ちゃんはか細い声であたしの名前を呼びながら手を伸ばす。


もう少し・・・


あたしは身を乗り出して神楽ちゃんの手を掴もうとする、しかし、伸ばした手は空をあおった。


しまった！！
あと少しだったのに！！


悠）「この！！神楽ちゃんを離せ！！」


銀）「悠！！」


あたしがエイリアンに木刀で攻撃しているとどこからか銀さんがエイリアンに飛び乗って来た。


銀）「こんのミミズ野郎！！そいつを離せえぇぇ！！小便かけるぞ！！甘ーい小便かけるぞォォォ！！」


星）「そんなことすんとなァァ、大事な所が腫れあがるぞォォォォ！！母ちゃんに習わなかったのかァァァ！！」


ドオンンンンンン！！


またもやどこからかわいてきた片腕のない星海坊主さんが傘でエイリアンを攻撃する。


星）「よォ。今更何しにきたんだ。若造。どの面下げてここに来てんだテメーは」


銀）「祭り事が好きでね。火事と喧嘩とエイリアンは江戸の華ってな。しらねーかィ？」


悠）「銀さん。あたしそんな事知りませんでした。今聞きましたよそれ」


あたしは静かにツッコミを入れる。