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銀魂

第24章 娘の彼氏は取り敢えず殴っとけ

銀)「神楽〜神楽〜早く起きねーとお前の酢昆布、俺食っちまうぞ〜」


悠)「ちょ、銀さん。流石の神楽ちゃんでもこんな状態にまでなって食い意地張りませんって…」


あたしは違うやり方で神楽ちゃんを起こそうと提案する。


が、その時…



パチッ


神)「それ私の酢昆布ネェェェ‼︎」


ドォン‼︎


なんと神楽ちゃんが目を開け銀さんにアッパーをかましたのだ。


その衝撃で銀さんは吹っ飛び、おまけに核を内側からブチ破った。


えェェェェェェェェ‼︎
そんなやり方で起きるの⁉︎


どんだけ食い意地はってるんだよ‼︎


と、今はそんな事を言っている場合じゃない。


あたしも早く中から出なければ。


あたしは軽くジャンプをして穴が空いた場所から出る。


すると、そこには先程までいなかった新八君、またもやかの有名なバカ…ハタ皇子とその子分もいた。


悠)「新八君⁉︎どうしてこんな所に?」


銀)「今はそんな事どーでもいい‼︎早くしないとあの船から馬鹿でかい大砲打ってくんぞ‼︎」


悠)「ええ‼︎なんでまた‼︎」


神)「酢昆布返せェェェェ‼︎」


銀)「ごふぅ‼︎」


あたしと銀さんが話していると未だに暴走している神楽ちゃんが銀さんを蹴飛ばし、銀さんは気を失った。


悠)「銀さん‼︎神楽ちゃん、ダメだよ‼︎そんなに殴ったら‼︎血がいっぱい出ちゃう‼︎おまけに、銀さんもあの世行っちゃうよ‼︎」


あたしは神楽ちゃんを後ろからおさまえる。


すると、神楽ちゃんは意外にもスグに暴れるのをやめた。


悠)「よかった、神楽ちゃん。無事で…神)「あー酢昆布だ」


ブチッ


…え?


あたしは音がした方を見る。


そこには右半分髪をむしり取られた星海坊主さんの姿が…


星)「ギァァァァァァァァ‼︎何すんのォォ‼︎お父さんの大事な昆布がァァ」


神)「もちゃ、もちゃ、もちゃ」


銀)「オイィィ‼︎何食ってんだ‼︎出せェェ‼︎そんなもん食ったらハゲるぞ‼︎」


星)「ハゲるかァァ‼︎お前ほんと後で殺すからなァァ‼︎」


悠)「争ってる場合ですか‼︎早く逃げるんでしょ⁉︎」


あたし達がギャーギャー争っているとゴゴゴとデカイ音がだんだん近づいてきた。

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