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銀魂

第24章 娘の彼氏は取り敢えず殴っとけ

銀)「アレ?なんだこの音」


新)「あれ?」


悠)「嘘でしょ…?」


あたし達は近づいてくる物…大砲を見ながら呟く。


ヤバイこのままじゃみんなが…


取り敢えず、子供の神楽ちゃんと新八君だけでも‼︎


悠)「くっ‼︎」


あたしは神楽ちゃんと新八君の腕を掴み二人の上に覆いかぶさった。


そして…




ドォォォォォン‼︎


大砲はあたし達のいる所にぶつかり大爆発を起こした。


あぁ。
これであたしの人生終わりか。


あたし、もっと銀さんと一緒に居たかったな。
神楽ちゃんとも、新八君とも…


あ、まだ記憶何も思い出してないよ。
一個でもいいから思い出したかったな。


家族の事とかなんでもいいから…


ん?
つか、なんかさっきからなんで心で喋れてんだあたし。


死んだら喋る所か心でもそれできないよね?
なんで?


あたしは恐る恐る目を開ける。


そこにはあたし達3人を庇うようにしている銀さん、そして夜兎の傘一本で大砲を防いだ星海坊主さんの姿があった。


悠)「う、星海坊主さん…」


星)「くく…俺にも焼きが回ったようだ」


銀)「いや、髪の毛にも巻きが回ってるよ」


星)「他人を護ってくたばるなんざ…」


星海坊主さんはそれだけを言うとバタリと倒れていく。


銀)「お…おい‼︎」


悠)「星海坊主さん‼︎」


銀)「ハゲ‼︎おい、ハゲ‼︎」


新)「ハッ、じゃない。坊主さん‼︎」


銀)「ハゲェェ‼︎右側だけハゲェェェェェェェェ‼︎」


しばらくの間、ターミナルから「ハゲェェ」と言う言葉が響いた。







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〜銀時 side〜


ジョロロロロロロ


あの後、坊主が目を覚まし俺と坊主はエイリアンの死骸に向けて小便をしていた。


銀)「おい、神楽は?」


星)「真選組の救護班に手当て受けてる。…けっこうな深手だったからな」


じゃー


小便のキレが悪いのか、なかなか止まろうとしない。

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