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銀魂

第24章 娘の彼氏は取り敢えず殴っとけ

銀)「ついでにアンタもこれ見てグタグタ言うほど野暮じゃねーだろうよ。じゃーな」


星)「おい‼︎」


俺は歩き出そうとしたが星海坊主に止められ少し後ろを無理向く。


銀)「こまけー事はよくわからねーや。けど、自分を思ってくれる親がいて他にないがいるよ。俺ァ欲しかったよ。アンタみてーな家族が…だからよォ神楽(あいつ)の事大事にしてやってくれよ」


俺は今度こそ星海坊主に背を向け歩き出した。



〜銀時 side end〜


エイリアンを倒した後、あたしは神楽ちゃんを背負って真選組の救護班に手当てしてもらった。


土方さんや沖田さんに「あんな場所に突っ込むなんてお前はバカだ」とか言われまくったけど嫌な気がしなかったのはきっと神楽ちゃんを守れたからだろう。


そして今はエイリアンの残骸の陰に隠れて星海坊主さんと銀さんの話を聞いていた。


銀)「俺ァ欲しかったよ。アンタみてーな家族が…だからよォ、神楽(あいつ)の事大事にしてやってくれよ」


銀さんはその言葉だけを残して去っていった。


銀さんは、家族がいない寂しさを知っているんだ。
だからそんな寂しい思いをさせないために神楽ちゃんにあんな事言ったんだね。


本当、不器用な人だ。銀さんは…
でも、あたし銀さんのそんな所大好きだなぁ。


なんで、1人で心の中でのろけているとあたし達がいるのに気がついていた星海坊主さんが喋り出した。


星)「おーい、聞いてるか。神楽?そういう事だから。お父さん、これからお前を大事にする事になったから。だから…元気でやれよ」


星海坊主さんはそう言うとボロボロになった傘をさし何処かへ歩いていく。


神)「パピー‼︎どうして‼︎待ってパピー‼︎」


神楽ちゃんが星海坊主さんを呼ぶも星海坊主さんさんは振り向かずに行ってしまった。


神楽ちゃんほ少し悲しそうに星海坊主さんを見たが星海坊主さんの姿が見えなくなるといつもの表情に戻っていた。


悠)「…神楽ちゃん。万事屋に帰ろっか。あたし達の家族が待ってる万事屋に」


神)「‼︎…うん‼︎」


あたし達は仲良く手をつなぎながら万事屋を目指した。

そして、あたし達が万事屋に着いた頃お登勢さんのスナックでなぜか、さっちゃんさん、お妙さん、キャサリンさんがヒロイン争いが勃発していたのはまた別の話…

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