テキストサイズ

銀魂

第25章 ミルクは人肌の温度で

新)「腐ってる」


お登勢)「腐ってるね」


悠)「…………………………」


あたし達は今お登勢さんのスナックにいる。
そこであたし達3人は銀さんに冷たい視線を送っていた。


なんでかって?
理由は…









なんと銀さんが銀さんそっくりの赤ちゃんを抱いていたのだ。
なんでも万事屋の前に捨ててあったとか…


でも、あたし達はそれを信じていない。
なぜならその赤ちゃんと一緒にこんな置き手紙が置いてあったから。


『あなたの子供です。責任取ってください。私は疲れました』


こんな置き手紙+銀さんにそっくりなんだから誰だって銀さんの子供だって思わざる終えない。


まさか銀さんに赤ちゃんがいたなんて…
凄いショック…


あたしは「はぁ」とため息をつく。


お登勢)「いい加減な男とは思ってたけどその辺に種まいて、女ほったらかして生きていけるような性根の腐ったやつとは思わなかったよ。しかも、悠がいるってのに」


銀)「だから、身に覚えがねェって言ってんだろ。それに俺は悠一筋だ」


新)「じゃあなんで拾ってきたんですか」


銀)「だから、お前、普通家の前に赤ん坊が落ちてんのに放ったらかしにして帰ってくるやつがいんのか?」


新)「とぼけてんじゃありませんよ。やましい事があるから連れて帰ってきたんでしょーが。それに、このクリンクリンの猫っ毛、ふてぶてしい相貌…明らかに銀さんの遺伝じゃないですか」


銀)「俺は天パの伝承者か?これだったら子供にこんな重荷は背負わせねー。遺伝子を捻じ曲げてもサラッサラヘアーのガキを作る」


悠)「…………」


いつもなら銀さんの意味わからない発言にツッコミを入れるが、あたしにはそんな生気は今はなかった。

銀さんに赤ちゃんがいるって事は奥さんいたって事だよね?
銀さんの元奥さん(仮)どんな人なんだろう。
綺麗な人なんだろうな。


グイッ

悠)「え?」


1人で銀さんの元奥さん(仮)の想像をしていると銀さんに腕を掴まれ走らされ、スナックを出る。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ