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銀魂

第25章 ミルクは人肌の温度で

銀)「沖田くん、旦那はこっちだ。ワザとやってるだろ。お前ワザとだろ。つか、何さりげなく悠の事口説いてんの?こないだの幽霊の時もデート申し込んでたよたよね?なに?悠の事狙ってんの?銀さん許さないからね」


沖)「さぁ、どうでしょうね。まぁ、一つだけ言えるとしたら、いい女と一緒にいる時は気を付けた方がいいですぜィ。目離したらどっかの悪い男に持って行かれますよ。それと、女は腹を抱えて子を産む。その分男は頭抱えて子を育てるのが筋ってもんでさ。つーことで、俺も公務に忙しいんで、この話はこれで…」


沖田さんがアイマスクをを掛け直し、ベンチに横たわる。
すると、その態度にムカついた銀さんが沖田さんを担ぎ川に叩き込んだ。


ザッバーン‼︎


悠)「沖田さんんんんん⁉︎銀さん、これ大丈夫なんですか⁉︎捕まったりしちゃうんじゃ…」


銀)「大丈夫だ、心配するな。もし、捕まりそうになったらこいつが仕事サボってた事言えば大丈夫だ。あー、にしても、なんか自分に自信が無くなってきたぜ。お前本当に俺の息子なんじゃねーだろう。オイ、おめーの本当の親はどこにいるんだ?」


銀さんが赤ちゃんを抱き上げながら聞くと赤ちゃんは「はぷんっ」といった。


横から見ても本当によく似てるな。
親子感丸出しだよ。


銀)「お父さーんって呼んでみ?」

赤)「バブ〜」


赤ちゃんは銀さんの問いかけに応えるように言った。

その時…













「そこの者、ちと、待たれい」


大勢の浪士があたし達を囲むようにやってきたのだった。


悠)「っ…」


銀)「オイオイ、随分たくさんお父さんがいるんだな」


銀さんはそう言いながら余裕な表情を浮かべるのであった。


~新八 side~


銀さんが、悠さんと赤ん坊を連れだしてから少したった頃、『お登勢スナック』に橋田貨兵衛と言う人が訪ねて着ていた。


高橋貨兵衛と言えばこの歌舞伎町で知らない人はいないだろうといってもよいぐらいの大財閥だ。


その橋田さんはある女の人を探しまわっているらしい。


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