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銀魂

第1章 出会い

「あ、あの…」


?)「おや、上がってきたかい」


「ハイ…あの、本当にありがとうございます。着物まで用意してもらって…」


?)「いいんだよ。それよりあんた風呂入るまでは汚らしくてわからなかったけど可愛い顔してるね。ねぇ銀時」


おばあさんはタバコの煙を拭きながらお侍さんにいう。


?)「え?まぁそうなんじゃないの」


?)「なんだい、あんたその態度。素直じゃないね」



?)「男はみんなそんなもんだ」


?)「そうかい…私はここのスナックのママやってるお登勢ってんだ。あんたは?」


「私ですか…私の名は悠です。多分…」


お登勢)「多分って…あんたどういうことだい」


「どうやら私記憶が無いらしくて…何も覚えてないんです。自分の名前以外」


お登勢)「そりやぁ困ったね。銀時、あんたしばらくこの子の事家においてやんな」


銀時)「え?あぁそうだな。女1人で追い出すのもアレだしな。いいぞ」


銀時という人はそう言うと私の方に向かって歩いてきた。


銀時)「よろしくな悠。俺は坂田銀時。まぁ銀さんとでも呼んでくれ」


お侍さん…銀さんは私に手を差し伸べる。


「ハイ‼︎こちらこそよろしくお願いします‼︎」


私は2人の優しさが嬉しくて笑顔で銀さんの手を握った。

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