テキストサイズ

銀魂

第26章 一寸の虫にも五分の魂。

暑い暑い夏の日。


あたし達、万事屋は森へ来ていた。


銀)「かぶと狩りじゃぁぁぁ!!」


神)「かぶと狩りじゃぁぁぁぁ!!狩って狩って狩りまくるんじゃぁぁぁ!!」


銀)「狩って売って売って売りまくるんじゃぁぁ!!」


新)「なんでこうなるの?」


悠)「あはは・・・」


あたしは新八君の発言に苦笑いをする。






ことの発展は今日の朝だ。


神楽ちゃんがカブトムシの定春28号がある人(沖田)やられてしまったので、新たなカブトムシを捕まえるべく一緒に森へ行こうと誘って来たのだ。


最初の方は全然乗り気ではなかったがたまたまテレビでやっていた内容がカブトムシで、『このカブトムシは車が買えるくらいの値段だ』と言っている人がいて、それに目を付けた銀さんがぜひとも行こうと言い出したのだ。


全く。
本当にお金の事になるとすぐ行動するんだから・・・


あたしはとても張り切っている銀さんを見てため息をつく。


新)「それにしても意外と見つかりませんね」


悠)「そうだね。ここ結構森の中だからすぐ見つかりそうだけど・・・」


あたし達は歩きながら回りをキョロキョロする。


すると、足元に大きな木の根っこがある事に気がつかず、つまずいてしまった。


悠)「わっわっ」


銀)「危ねェ!!」


グイッ!!


だが、銀さんが危機一髪で支えてくれたので転ぶ事は何とか防げた。


銀)「ったく。そんなにキョロキョロして歩いてるからだぞ。ほら、手握っとけ」


悠)「は、はい////」


あたしは銀さんの手に自分の手をの乗せる。


すると、銀さんの大きな手があたしの手をしっかりと握ってくれた。


うぅ。
新八君と神楽ちゃんの前で手つなぐなんて恥ずかしいよ。


あたしは顔を赤くして下を向いた。


新・神)『(ラブラブだな/
アルな。つか、照れてる悠(さん)可愛いな/アル・・・)」


そんな感じに歩いているとポタポタと何かが滴る音が聞こえ、そちらを向く。


するとそこにはなんと、全身に蜂蜜を塗りたくった男の人がいたのだ。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ