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銀魂

第26章 一寸の虫にも五分の魂。

全)『・・・・・・』


あたし達は言葉を発しず、その男の人を見ながら通り過ぎて行く。


新)「銀さん帰りましょうよ。この森怖いです」


神)「身体中に蜂蜜塗りたくってたネ」


銀)「気にするな。妖精だ、妖精。樹液の妖精だよ。あぁやって森を守ってんだよ」


悠)「でもなんか見た事ある顔でしたよ・・・」


神)「ゴリネ。ゴリだったネ」


銀)「じゃぁ、ゴリラの妖精だ。あぁしてゴリラを守ってるんだよ」


ゴリラの妖精ってゆうか、近藤さんだった気がしたんですけど・・・


ま、まぁいっか。


あたしは気にせず歩く。


そして、少し歩くとまたもや・・・








ぬーり、ぬーり


何故か木にマヨネーズを塗っている男の人が・・・


全)『・・・・・・』


あたし達はさっきと同様言葉を発しず、その男の人を見ながら通り過ぎる。


新)「銀さん、帰りましょうよ。やっぱりこの森恐いですよ」


神)「マヨネーズ木に塗りたくってたネ」


銀)「気にするな。妖怪魔妖根衛図だよ。ああして縄張りにマーキングしてんだよ」


悠)「でも明らかに見たことある人でしたよ」


神)「ニコ中ネ。ニコチン中毒だったアルネ」


銀)「じゃぁ妖怪ニコチンコだ。あぁして二個チンコがあるんだよ」


悠)「銀さんなに言ってるんですか…ってなにアレェェェェ‼︎」


あたしは木に止まっている大きなカブトムシを見つけ驚く。
それに気がついた銀さん達も目を見開いて叫びだした。


銀)「オイオイ‼︎ウソォ?嘘だろ‼︎とんでもねェ大物じゃねーか‼︎何モタモタしてんだ。早く落とせオラァ‼︎」


神)「オラァ‼︎死ねオラァ‼︎」


新)「オラァ‼︎」


3人は目の色を変えてカブトムシが止まっている木を蹴る。
しばらくするとカブトムシはドーン‼︎という音を立てて木から落ちてきた。


神)「よっしゃァァ‼︎これで定春28号の仇が…」


神楽ちゃんは嬉しそうに落ちてきたおっきなカブトムシへ駆け寄る。


だが、しかし…


沖)「いってぇな。やにしやがんでェ」


なんとおっきなカブトムシの正体が沖田さんだったのだ。

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