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銀魂

第26章 一寸の虫にも五分の魂。

新)「ちょっとォォォォォォ!!何すんの神楽ちゃん!!」


神)「蚊」


神楽ちゃんは新八君を叩いた手を見せながら言う。


そこにはちゃんと蚊の死体がついていた。


新)「(怒)・・・話戻しますけど・・・あの」


パンッ!!


新八君が喋ろうとすると今度は銀さんが、新八君の頬を叩く。


そして、


銀)「蚊」


と、神楽ちゃん同様に叩いた方の手を見せてきた。


こちらにもちゃんと蚊の死体はついていた。


新)「てめーら。いい加減にしろよ。八つ当たりか?」


銀)「いやぁ、だって蚊がさァ」


新)「本当にいい加減にしてくださいよ。こんなバラバラでカブトムシ捕まえられると思ってんですか?こんなんじゃね真選組に大物全部取られちゃいますよ。大カブトなんて夢のまた夢ですよ」


新八君は2人に殴られ相当イライラしているのだろう。


口調が少し荒かった。


すると、またプーンと音を立てながら蚊が寄って来た。


それを見つけた三人は同時にお互いの事を叩きつける。


そのせいでガシャンと音を立ててカレーが倒れてしまった。


悠)「あぁぁぁぁ!!カレーがぁぁぁ!!」


銀)「新八ィィィ!!テメーも良い子ちゃんのふりして狙ってやがったな!!」


新)「甘いんですよ。あんたらとどれだけいると思ってるんですか」


神)「カレーェェェ!!お前等無しにてくれるアル!!まだおかわりしてないのにィィィィ!!」


銀)「俺なんか二口しか食ってねーぞ!!どーしてくれんだよ!!」


悠)「あたしなんか一口も食べてませよ!!」


あたし達はまた喧嘩をし始める。


これがあの真選組の仕業だと知らずに・・・







それから、もうどうにも出来ないのであたし達は寝る事にした。


全)『・・・・・・』


新)「お腹空いて寝れないんですけど」


銀)「気のせいだ」


神)「気のせいなんかじゃないネ!!純然なる事実アル!!」


神楽ちゃんは寝袋にくるまりながらバタバタ暴れる。

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