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銀魂

第26章 一寸の虫にも五分の魂。

悠)「カプッ…」


…マズイ。
この焼き酢こんぶ物凄くマズイ…。


あたしは酢こんぶを口から出して銀さんの方を見る。


悠)「銀さん、これまず…何してるんですか。銀さん」


あたしは銀さんを見て思わず少し冷たい口調で言う。


なぜなら、いつの間にか焚き火をし酢こんぶを焼いて虚ろな目でクチャクチャと食べていたからだ。


銀)「ワハハ。キャンプにはやっぱり酢こんぶだよな〜」


神)「バーベキューだって‼︎恥ずかしくない?ベタじゃない?ダサくない?シティー派は酢こんぶアルヨネ」


隣でクチャクチャと酢こんぶを食べてる神楽ちゃんは、嘲笑うかのように真選組を見る。


新八君にあたっては真剣に酢こんぶを焼いていた。


隊)「酢こんぶ焼いて食ってる‼︎」


山)「いたいたしい‼︎いたいたしいよ‼︎」


神)「おーう。税金泥棒。お前らまだいたアルか?」


神楽ちゃんは立ち上がり真選組の方へ行く。


土)「誰が税金泥棒だ。いっとくがバーベキューはやらんぞ」


神)「お前らアレだヨ。こんな所でバーベキューやってたらアレだヨ。大変なこと…ウップ。大変…オップ」


神楽ちゃんは喉の奥の方に指を突っ込む。


この行動はもしかしてアレヤル気だよね?
ヒロインなのにやっちゃいけないアレやろうとしてるよね?


いや、実際に一回やっちゃたことあるけどやっちゃいけないアレだよね⁉︎


悠)「か、神楽ちゃん‼︎それはダメ‼︎」


あたしは必死に神楽ちゃんを止める。


しかし…











神)「おぼろろろろろろろ‼︎」


真選組)『ギャァァァァァァァァァ‼︎』


神楽ちゃんは真選組がやっていたバーベキューの上にゲロを吐いたのだ。


やっぱりィィ‼︎
やっちゃったよ神楽ちゃん‼︎
ヒロインなのにやっちゃいけない事やったよ‼︎


あたしは頭を抱える。


隊1)「最悪だァァァ‼︎コイツ吐き上がったよォ‼︎」


隊2)「何て事しやがんだァ‼︎もう何も食う気しねーよ‼︎ウップ」


山)「あ、ヤベ。なんか俺…ウボェェ‼︎」


隊3)「ギャァァァ‼︎山崎がもらいゲロををを‼︎」


神楽ちゃんはゲロを吐き終わると満足した顔でこちらへ戻ってきたのであった。

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