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銀）「6割だ。そいつを、捕まえた暁にはお前らも色々もらえんだろ？その内6割で手を打ってやる」


悠）「ちょ、銀さん‼︎」


全く‼︎
また銀さんってばお金とかそういう話に持っていく‼︎


協力って言うのはそういう報酬なしてやるものじゃないの？


あたしはぷーっと頬を膨らます。


土）「だからコイツには言いたくなかったんだよ」


近）「俺もそう思う」


銀）「よし、決まりだな。悠、新八。こいつァしばらく家賃の心配しなくてよさそーだぜ」


新）「そうですね‼︎」


悠）「…そうですね」


あたしは納得いかないような顔で適当に返事をする。


するとふと近くの崖に目が行き見てみると、崖の上に神楽ちゃんと沖田さんが立っていた。


悠）「銀さん、アレ…」


銀）「ん、なんだ？…アレ？何やってんの？嫌な予感がするんですけど・・・神楽ぁぁ！！」


近）「総悟ォォ！！なにやってんだァァァァ！！」


銀さんと近藤さんは２人を呼ぶが、崖にの上にいる２人にはどうやら聞こえていないようだ。


神）「定春28号の仇打たせてもらうネ。お前に決闘を申し込む」


沖）「来ると思ってたぜィ。この時のために上玉を用意した」


神）「いざ、じんじょうに勝負アル！！」


神楽ちゃんはそう言いながら将軍さまの金ピカカブトムシを地面に置く。


悠）「銀さん！！神楽ちゃん、将軍様の金ピカカブトムシで相撲するつもりですよ！！」


銀）「神楽ァ！！きけェ！！そいつは将軍のペットだ！！傷付けたらエライコトになるぞ！！」


新）「切腹もんだよ！！切腹！！」


あたし達が必死に神楽ちゃんに言うが、やはり聞こえないようだ。


それに焦った近藤さんは土方さんの名前を呼ぶ。


土方さんはと言うと焦る素振りも見せずタバコをふかしている。


土）「まァ、落ち着け近藤さん。総悟が勝てば労せず瑠璃丸が手に入る。ここは奴に任せよう。総悟も計算済みで話に乗ってるんだろう。手荒なマネはしねーよ。アイツはそこまで馬鹿じゃない」


確かに。
将軍様のカブトムシって分かってるならあの金ピカカブトムシにはあまり被害は受けさせないよね。


あたしはほっとしながら2人を見る。