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銀魂

第27章 備えあれば憂いなし(紅桜編)

銀)「すいませーん!万事屋なんですけどォォォォ!!」


銀さんは音に負けないように大声をだす。


すると、男の人の方がやっと銀さんの声に気がついたようだ。


男)「あー?なんだってェェェ?」


銀)「だから万事屋なんですけどー!!お電話いただいて参りましたぁぁぁ!!」


男)「新聞ならいらねーっていってんだろ!!」


銀さんと男の人全く話がかみ合ってない・・・


その事に銀さんはイラッと来たのか小さい声で少し口をこぼした。


銀)「バーカバーカ!!ウンコ!!どーせ聞こえねーだろ・・・」


しかし男の人には聞こえていたらしく、男の人は持っていたハンマーを銀さんに投げつけた。


投げつけられたハンマーは銀さんの顔にクリーンヒット。


銀さんは鼻血を出しながら倒れた。


悠)「銀さんんんんんんん!!」


あたしは鼻血を出しながら倒れた銀さんに向かって叫んだ。







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男)「いや、大変すまぬ事をした!!」


男の人はあたし達に頭を下げる。


男)「こちらも汗だくで仕事をしてる故手が滑ってしまって!!申し訳ない!!」


銀)「いえいえ」


銀さんは鼻の穴にティッシュを突っ込みながらいう。


男)「申し遅れた!!私たちは兄妹で刀鍛冶を営んでおります。私は兄の鉄矢!!そしてこっちは・・・」


鉄矢さんは隣に座ってる妹さんに目線をやる。


妹さんはプイッとあたし達から視線をそらす。


鉄矢)「オイ、挨拶くらいせぬか鉄子!!名のならないと坂田さん達がお前をなんて呼べばいいか分からんだろうが鉄子!!」


悠)「お兄さんもうすでに言っちゃってます。デカイ声でいっちゃってますよ」


鉄矢)「すません!!コイツシャイなあんちきしょうなもんで!!」


悠)「いえいえ。気にしないでくだいさい」


銀)「それにしても廃刀令の御時世に刀鍛冶とは色々大変そうですね」


鉄矢)「でね!!今回貴殿に頼みたい仕事と言うのは・・・」


銀)「オイ、無視か。オイ。聞こえて無かったのかな?」


悠)「あははは・・・」


あたしは話の合わなささに苦笑いをする。

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