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銀魂

第27章 備えあれば憂いなし(紅桜編)

おまけにその所持品は、最近辻斬りが行われている場所に落ちていたと言うのだ。


血染めの所持品にここ数日桂さんの姿を見ていない…
これは絶対に桂さんの身に何かあったに違いない。
もしかしたら辻斬りにでも…


と、言うことで神楽ちゃんは定春と一緒に桂さんの所持品を持ちながら桂さんを探しに、僕とエリザベスは辻斬りについて調べることになった。


そして、夜になり現在はエリザベスにパシられ焼きそばパンを買ってきたところである。


新)「ちゃーす‼︎エリザベス先輩‼︎焼きそばパン買ってきましたァ‼︎」


辻斬りを確かめるために身を潜めている細い路地に入ると、何故か刀を磨いでいるエリザベス。


エ)〔俺が頼んだのはコロッケパンだ〕


新)「いや、コロッケパン売り切れだったんでェ。似たような奴買ってきましたァ。すみませんッス」


僕は焼きそばパンを袋からだしエリザベスに差し出す。


新)「どうっすか?辻斬りの奴来ましたか?でもやっぱり無茶じゃないっすかね。辻斬りに直接桂さんのこと聞くなんて。まだ犯人が辻斬りって決まった訳じゃないし」


ブォォォォォォ‼︎


僕が言い終わるとエリザベスが持っていた刀で僕に向かって振り下ろしてきた。


新)「ぎゃァァァァァァ‼︎何すんですかァァ⁉︎ちょっとォォ‼︎」


叫びながらエリザベスの方を向いていると〔俺の後ろに立つな〕というプラカードが。


新)「うるさいよ‼︎どっちが前だか後ろだかわからん体してるくせに‼︎」


僕がそう叫んだ時 「おい」と低い声が聞こえた。


僕は一瞬ピクリとと身を震わせたが声の主がわかるとホッとした。


奉)「なにやってんだ貴様ら。怪しい奴らめ」


新)「なんだぁ〜奉行所の人か。ビックリさせないでくださいよ」


奉)「ビックリしたじゃないよ。なにやってんだって聞いてんの。大体、お前らわかってんの?最近ここらにはなァ…」


奉行所の人が喋っている途中、いきなりドサリと倒れた。


そして笠をかぶった男がニヤリと笑いながら


?)「辻斬りが出るから危ないよ」


と言った。

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