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銀魂

第27章 備えあれば憂いなし(紅桜編)

新)「うわぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」


僕は恐怖のあまり叫ぶ。


すると、エリザベスが僕の事を蹴り飛ばした。


新)「エリザベスぅぅぅ‼︎」


このままではエリザベスが辻斬りにやられる。


そう思った。


しかし、エリザベスはやられる事はなかった。


なぜなら、辻斬りの持っていた刀が弾き飛ばされたからだ。


どういう事だ。
なんで辻斬りの刀があんな所に…


1人で考えていると近くにあったポリバケツの蓋が1人でに開いた。


?)「オイオイ、妖刀を探してこんな所まで来てみりゃ、どっかで見たツラじゃねーか」


?)「あら、本当ですね」


新)「銀さん‼︎悠‼︎」


そう、ポリバケツの中から銀さんと悠さんが出てきたのだ。


辻斬りの男は笑いながら笠を外す。


?)「本当だ。どこかで嗅いだ匂いだね」


笠を外した男の顔は、あの人斬り仁蔵だった。


〜新八 side end〜


辻斬りのよく出ると言われている道で、ポリバケツの中に入って待機していた私達。


まさかこんな事になるとは…。


あたしは目の前に立っている人斬り仁蔵を睨む。


新)「あんたは、人斬り仁蔵ォォ‼︎件の辻斬りはあんたの仕業だったのか⁉︎それに銀さんと悠さんも…なんでここに⁉︎」


悠)「ちょっと色々あって…それより新八君は怪我してない?」


新)「あ、はい。大丈夫ですけど…」


悠)「そっか。なら良かった」


あたしは新八君の安否の確認がてきるとまた仁蔵に視線を戻す。


銀)「目的は違えどアイツに用があるのは一緒らしいよ新八君」


仁)「嬉しねェ。わざわざ俺に会いに来てくれたってわけだ。こいつは災いを呼ぶ妖刀と聞いていたがね。どうやら、強者を引き寄せるらしい。桂にアンタ…こうも、会いたい奴らに会わせてくれるとは俺にとっては吉兆を呼ぶ刀かもしれん」


悠)「桂さん⁉︎桂さんをどうしたんですか⁉︎」


あたしは強い口調で仁蔵に問う。

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