銀魂
第27章 備えあれば憂いなし(紅桜編)
仁)「おやおや、おたくらの知り合いだったかい。それはすまん事をした。俺もおニューの刀を手に入れてはしゃいでいたものでね。ついつい斬っちまった」
仁蔵は詫びを入れる様子なく謝る。
銀)「ヅラがてめーみてーなただの人殺しに負けるわけねーだろ」
仁)「怒るなよ。悪かったと言っている。あ…そうだ」
仁蔵は何かを思い出したように懐に手を突っ込み何かを取り出した。
それは纏められた真っ黒な長髪だった。
仁)「ホラ、せめて奴の形見だけでも返すよ」
悠)「それは‼︎」
あたしは見覚えのある髪の毛に釘付けになる。
あの長い髪の毛はまさに桂さんの‼︎
まさか本当に桂さんが仁蔵に…⁉︎
あたしは持っている木刀をギュっと握りしめる。
仁)「記念にとむしり取ってきたんだか、アンタらが持ってた方が奴も喜ぶだろう。しかし、桂ってのは本当に男かィ?この、なめらかな髪…まるで女のような…」
ガギィィン‼︎
仁蔵が喋り終わらない間に銀さんが木刀を振り下ろす。
それを仁蔵は顔色ひとつ変えず地面に落ちた刀を拾い上げ受け止めた。
ギリギリと刀が合わさる音がする。
銀)「何度も同じ事言わせるんじゃねーよ。ヅラはてめーみてーなザコにやられるような奴じゃねーんだよ」
仁)「クク…確かに。俺ならば敵うまい。奴を切ったのは俺じゃない。俺はちょいと身体を貸しただけでね。なぁ…『紅桜』よ」
刀を握ってる方の仁蔵の手からシュルシュルと機械のような物が伸びて来て刀を包む。
銀)「なっ‼︎」
銀さんが驚いた刹那、仁蔵は銀さんの事を近くの橋に吹っ飛ばす。
その衝撃で銀さんは橋を突き破り川に落ちた。
悠)「銀さん‼︎」
あたしは叫びながら2人の元へ行く。
銀)「来るな‼︎悠‼︎」
たが、銀さんに強く止められ足を止めた。
銀)「悠、オメーには怪我して欲しくないんだよ。だから、来るな…」
銀さんは言葉を噛みしめるように言う。
仁蔵は詫びを入れる様子なく謝る。
銀)「ヅラがてめーみてーなただの人殺しに負けるわけねーだろ」
仁)「怒るなよ。悪かったと言っている。あ…そうだ」
仁蔵は何かを思い出したように懐に手を突っ込み何かを取り出した。
それは纏められた真っ黒な長髪だった。
仁)「ホラ、せめて奴の形見だけでも返すよ」
悠)「それは‼︎」
あたしは見覚えのある髪の毛に釘付けになる。
あの長い髪の毛はまさに桂さんの‼︎
まさか本当に桂さんが仁蔵に…⁉︎
あたしは持っている木刀をギュっと握りしめる。
仁)「記念にとむしり取ってきたんだか、アンタらが持ってた方が奴も喜ぶだろう。しかし、桂ってのは本当に男かィ?この、なめらかな髪…まるで女のような…」
ガギィィン‼︎
仁蔵が喋り終わらない間に銀さんが木刀を振り下ろす。
それを仁蔵は顔色ひとつ変えず地面に落ちた刀を拾い上げ受け止めた。
ギリギリと刀が合わさる音がする。
銀)「何度も同じ事言わせるんじゃねーよ。ヅラはてめーみてーなザコにやられるような奴じゃねーんだよ」
仁)「クク…確かに。俺ならば敵うまい。奴を切ったのは俺じゃない。俺はちょいと身体を貸しただけでね。なぁ…『紅桜』よ」
刀を握ってる方の仁蔵の手からシュルシュルと機械のような物が伸びて来て刀を包む。
銀)「なっ‼︎」
銀さんが驚いた刹那、仁蔵は銀さんの事を近くの橋に吹っ飛ばす。
その衝撃で銀さんは橋を突き破り川に落ちた。
悠)「銀さん‼︎」
あたしは叫びながら2人の元へ行く。
銀)「来るな‼︎悠‼︎」
たが、銀さんに強く止められ足を止めた。
銀)「悠、オメーには怪我して欲しくないんだよ。だから、来るな…」
銀さんは言葉を噛みしめるように言う。