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銀魂

第27章 備えあれば憂いなし(紅桜編)

悠)「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」


仁)「ふっ‼︎」


ギィィィィィン‼︎


またもや、仁蔵とあたしの刀が合わさる。


仁)「ほぉう。あの男ほどじゃないがお嬢さんも中々やるねェ。だが、お嬢さん1人じゃ俺に敵うわけないよ」


悠)「お褒めの言葉ありがとう。でも、あにいくだけど居るはあたしだけじゃ無いの」


あたしは仁蔵に微笑みを見せる。


仁)「なに?」


新)「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」


ドンッ‼︎


その時、新八君がエリザベスさんから刀をもぎ取りあたし達の方へ飛び込んできた。


そして仁蔵の刀を持っている腕を肩の付け根からぶった切る。


仁)「アララ、腕が取れちまった。酷いことするね、僕」


新)「それ以上来てみろォォ‼︎次は左手をもらう‼︎」


新八君は銀さんの前に立ちながら仁蔵を睨み、仁蔵も静かに新八君を睨む。


しばらくの間2人が睨み合っているとピィィィと笛の音を鳴らしながら奉行所の人たちが集まってきた。


奉)「オイ‼︎そこでなにをやっている‼︎」


仁)「チッうるさいのが来ちまったな。勝負は追わずけだ。まァ、また機会があったらやり合おうや」


仁蔵はそれだけを言うと走りながら逃げて行ってしまった。


奉行所の人達もそれを追っていく。


悠)「銀さん‼︎しっかりしてください銀さん‼︎」


あたしはバシャバシャと川の中を走り銀さんの元へいく。


銀さんは相当身体がだるいのだろう。
顔は真っ白で虚ろな目をしていた。


早く止血しなきゃ。


着流しの裾を破き傷口に当て、銀さんが腰に巻いている帯とベルトを少しキツめに巻きつける。


しかし、血の量が多いらしく全く意味がなかった。


悠)「血が止まらない…。新八君、道場からお妙さん呼んできてくれる?その間に、あたしは銀さんを連れて万事屋に連れて行くから」


新)「わかりました‼︎」


新八君にそう頼みあたしは銀さんに肩を貸し歩き出す。

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