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悠）「銀さん、すぐ家に着くので頑張ってください」


あたしは銀さんに声をかけながら歩き始める。


銀）「ハァハァ…。悪りぃな悠。ハァ、俺ァあんな事言っておいて…結局オメーに助けてもらっちまってよォ。彼氏失格だな…ゴホッ」


悠）「なに弱気な事言ってるんですか。銀さんらしく無いですよ。それに、大切な人がやられそうなのに黙って見てるわけにもいきませんよ。大切なものを守るために刀を抜く。そうでしょう？銀さん」


銀）「ははっ…そうだな。オメーの言うとうりだ。さすが俺の女だ…悠、愛してる」


悠）「なんですかいきなり…//あたしも銀さんの事愛してます//」


銀さんはあたしの言葉を聞くと満足げにうっすら笑い目をつぶった。


最初、死んでしまったのかと思ったが浅く息をしているのでホッとした。



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家に着くと既にお妙さんが来ていて、銀さんの和室に布団を引いていてくれた。


あたしは新八君に手伝ってもらいながら銀さんを布団に寝かす。


そしてお妙さんと素早く手当をした。


手当は意外にも時間がかかり気がつけば日が昇る時間になっていた。


妙）「ふぅ、終わったわ。それにしてもどうして銀さんこんな怪我しているの？何かあったの？」


お妙さんに今の状況を話そうか迷ったが、きっといずればれてしまう事なので口を開く。


悠）「実は…定）「ワンワン‼︎」え、定春⁉︎」


話そうとした丁度その時、定春が何かを咥えて帰ってきた。


新）「定春‼︎どうしたの？神楽ちゃんは⁉︎」


新八君が定春に尋ねると定春は口咥えていた物を床に落とした。


それを拾い上げ見てみると地図が、描かれておりその上に『ヅラここにいる』と書いてあったのだ。


新）「これってまさか…」


悠）「新八君、これどういう事？」


新）「実は…」


新八君は今朝のエリザベスさんからの依頼の内容で桂さんを探していた事を教えてくれた。


そして、神楽ちゃんが定春と一緒に桂さんの所持品を持ちながら桂さんを探しに行った事も…