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銀魂

第27章 備えあれば憂いなし(紅桜編)

悠)「じゃぁ、ここに桂さんががいるかもしれ無いって事?」


新)「はい。多分…」


悠)「……」


あたしは地図を見つめる。


桂さんの居場所が見つかったならすぐに桂さんを助けに行かなきゃならない。


でも、頼りの銀さんは今大怪我をおって動く事さえ出来無い。


なら…


悠)「新八君、お妙さん、銀さんの事お願いできますか」


新)「悠さん‼︎アンタまさか‼︎」


悠)「そのまさかだよ新八君」


あたしは地図を持ちながら玄関へ行く。


新)「待ってください悠さん‼︎そんな1人でなんて無茶ですよ‼︎」


新八君の言葉を聞いてあたしは思わず立ち止まる。


悠)「わかってるよ…。わかってるよそんな事‼︎でもね、行かなきゃならないの。なんでかって?銀さんならすぐに桂さんを助けに行くでしょ?昔ながらの大切な仲間を…でも銀さんは今それが出来ない。なら…あたしが行くしかないじゃない。あたしにとって銀さんは大切な人。だから銀さんの大切な人もあたしの大切な人なの。だからあたしは大切な人を護るために行く。それに…愛してる恋人をあんなにされたら黙ってるわけにはいかないでしょう?」


あたしは振り返り新八君に微笑む。


新)「悠さん…。僕も、僕も一緒に行きます‼︎僕も銀さんの大切な人を護りに‼︎」


悠)「新八君…‼︎」


新)「姉上、銀さんを頼みます。絶対に布団から出さないでください」


妙)「わかったわ。2人とも気をつけてね」


悠・新)『はい』


あたしと新八君は心配そうな顔をするお妙さんを背に万事屋を後にした。




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〜銀時 side〜


銀)「ん…」


目が覚めた。


どのぐらい経ったのだろう。
日はすでに登っていた。


妙)「あ、気がつきました?よかった〜全然動かないからこのまま死んじゃうのかしらって思ったのよ。大丈夫ですか?意識ハッキリしてます?私の事わかります?」


銀)「…まな板みたいな胸した女でしょ?」


ドゴッ‼︎


お妙の質問に答えると顔面をパンチされた。

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