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銀魂

第27章 備えあれば憂いなし(紅桜編)

銀)「・・・なんでお前がここにいんの?」


妙)「悠ちゃんと新ちゃんに頼まれて看病していたんです」


お妙はなぎ刀を持ち頬笑みながら言う。


銀)「なんで看病する人がなぎ刀なんて持ってるの?」


妙)「2人に頼まれたんです。絶対に布団から出すなって。出そうになったら止めろって」


銀)「なにを止めるの?息の根?つか、悠や新八、神楽は?」


妙)「あの・・・用事でちょっと出でいます」


銀)「用事ってなによ。ガキ2人はともかく悠が居ないと俺死ぬんだけど」


妙)「いいからいいから。怪我人は大人しく寝てましょう。ジャンプ読んであげますから」


銀)「おい、お前なんか隠して・・・」


あまりにもお妙がヨソヨソしい態度を取るので、あいつ等が居ない理由を聞き出そうとする。


が・・・


ドスッ!!


お妙が俺のスレスレになぎ刀を刺してきたので途中で言葉を飲み込んだ。


妙)「動くなっていってんだろ。傷口開いたらどーすんだ。コノヤロー」


銀)「・・・(汗)」



それからというもの、どうにかして布団からでて悠達を探しに行こうかと考え行動するもお妙がそれを許さなかった。


そんな時ピーンポーンと家のチャイムが鳴る。


妙)「はーい」


妙が玄関に出て行った隙に俺は布団から起き上がり、静かにお妙の後をついて行く。


もしかしたらアイツかもしれねー


そんな思いを込めて。


案の定、俺の予想は当たり玄関には刀鍛冶の鉄子がいた。


銀)「おーは入れや。来ると思ってたぜ」


鉄子)「・・・・・・」


玄関で立ちつくす鉄子をリビングに入れお互いに向き合いながらソファーに座る。


銀)「本当の事話に来てくれたんだろ。この後に及んで妖刀なんて言い方で誤魔化すのは無しだぜ。ありゃぁなんだ。誰が作った化け物だ」


鉄子は少し何かを考えてから口を開いた。

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