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浪１）「オイ、なんだ貴様。怪しい奴め。こんな怪しい奴は産れて初めて見るぞ」


浪２）「怪しい奴を絵に描いたような奴だ」


悠）「新八君、あの人なにやってんのかな。あ、人じゃないけど・・・」


新）「さぁ・・・」


あたしと新八君はハラハラしながらエリザベスさんを見つめる。


エ）〔すいません。道をお伺いしたいのですか〕


浪１・２）「は？」


エ）〔地獄の入口までのな！！〕


エリザベスさんはそのプラカードを浪士に見せると口から大砲を出し、船に打った。


ボォォォォォン！！


船には大きな穴が開く。


浪１）「何してんだテメー！！」


浪２）「くせ者ォォォォォ！！くせ者ォォォォォ！！」


悠）「エリザべ・・・」


あたしがエリザベスさんを呼ぼうとするとエリザベスさんはあたしと新八君に真剣を投げつけ、〔早く行け〕というプラカードを見せてきた。


悠）「エリザベスさん…。新八君、行こう‼︎」


新）「はい‼︎」


あたしと新八君は刀を握りめて船へ突っ走る。


船の中に入るといきなりの襲撃に驚いたのか、みなバタバタしている。


その中を人に紛れながら船の中を進んでいく。
途中何回か爆撃の音がしたが関係ない。


あたし達は今、神楽ちゃんと桂さんを助ける事だけを考えなれけば。


悠）「はぁはぁ…ここは？」


あてもなく階段を上っていくとそこは船の甲板。


甲板には大勢の浪人がいて船の先の方に神楽ちゃんが立たされていた。


悠）「神楽ちゃん‼︎」


あたしは神楽ちゃんの方へ足る。


その瞬間、空に浮かんでいる船が神楽ちゃんのいるところめがけて大砲を放つ。


悠）「危ないぃぃ‼︎」


あたしと新八君は全力で走り、神楽ちゃんに大砲が当たる前に安全を確保した。


悠）「あ、危なかったぁぁ‼︎」


新）「お待たせ神楽ちゃん」


神）「ゆ、悠‼︎新八ィィ‼︎」


神楽ちゃんはあたし達が助けに来たのが嬉しいのか、笑顔であたし達の名前を呼ぶ。