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銀魂

第5章 第一印象がいい奴にロクな奴はいない

「うん。この辺でさァ店の売り上げ持ち逃げされる事件が多発しててね。なんでも犯人は不法入国してきた天人らしいんだが…」


そんなの起きてるんだ。
このスナックには悪い人は働いてないから大丈夫だと思うんだけど…
やっぱり少し心配かな。

お登勢)「うちの店は大丈夫だよ。そんな悪い娘雇ってないからね。ねぇ悠」


悠)「そうですね。きっと大丈…ブォンブォン…は?」


外からバイクの音がする。
私とお登勢さんはスナックのドアを開け外を見た。
そこには銀さんのバイクに乗ったキャサリンさんがいた。


キ)「アバヨ。腐れババア」


キャサリンさんはそれだけを言うと行ってしまった。


お登勢)「キャ、キャサリン‼︎」


お登勢さんはキャサリンさんを見ながら叫ぶ。


え、嘘でしょ⁉︎キャサリンさんが犯人だったの⁉︎
いい人だと思ったのに…

私はショックのあまり固まる。


新)「お登勢さん‼︎お店の金レジごと無くなってますよ‼︎」


銀)「あれ。俺の原チャリもねーじゃねーか」


神)「あ…そう言えば私の傘もないヨ」


銀・神)『………』


銀さんと神楽ちゃんは原チャリに乗って遠くにいるキャサリンさんを見つめる。


キャサリンさんは「バーカ‼︎」と言いながら笑っていた。


銀)「あんのブス女ァァァァァァ‼︎」


神)「血祭りじゃァァァ‼︎」


銀さんと神楽ちゃんは叫ぶなり警察の車に乗り込む。


新)「ちょっ…何やってんの⁉︎どこ行くの⁉︎」


新八君は疑問をぶつけながら車に乗り込んだ。


ブォンブロロ‼︎


ゴオオオ‼︎


銀さん達は車をフルスピードにして行ってしまった。


お登勢)「…………」


悠)「……お登勢さん」


お登勢)「なんだい」


悠)「先回りしましょうか」


お登勢)「そぉだねぇ」


私とお登勢さんは軽く早歩きをして先回りをする。


なるべく逃げやすそうな裏道を選び道を進む。
すると小さな橋に出た所にキャサリンさんはいた。

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