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銀魂

第27章 備えあれば憂いなし(紅桜編)

浪1)「エリザベスさん!!船の用意ができました!!しかし、本当に行くんですか!?すでにこちらの船は2隻も落とされているんですよ!?ロクな銃火器も積んでおらんのに!!一体奴等、どんな恐ろしい兵器を所有しているか・・・」


浪士達がエリザベスに反対しているなか、エリザベスはプラカードを浪士達に見せる。


エ)〔悠達を助けなきゃ。あいつ等を死なせたら桂さんに顔が合わせられん〕


浪2)「顔向け出来ないもなにも、桂さんはもう・・・」


浪士達は悲しそうに顔を伏せる。


エ)〔顔を上げろお前達。それに感じるんだ。あの船から何か懐かしい気配がする〕


浪3)「エリザベスさん!!まさか・・・!!」


浪1)「それって、ウソォ!?」


浪3)「こうしちゃいられねー!!早くあの船に!!」


浪2)「エリザベスさんの勘はよく当たるんだ!!俺、こないだの競馬で・・・」


エリザベスのプラカードで浪士達はたちまち元気になり、船に向かいながら走って行く。


オイオイオイ。
あの変な生き物の文字が書いてあるプラカード一枚で元気になれるあいつ等大丈夫なのか?


でも、ヅラについて行ってる奴等だから変なのは当たり前か・・・


んな事より、俺達もあの船に乗れば高杉の所に行けるってわけか。


よし。


銀)「オイ。俺は今からあいつ等の後をついて船に乗る。お前は行くか?」


鉄子)「・・・あぁ。行くさ。兄者を助けるために」


銀)「そうか。んじゃ、行くぞ」


俺と鉄子は立ちあがり、船の中にいそいだ。


~銀時 side end~


悠)「か、桂さん!?」


桂さんが男の人を切りつけた後、あたしは大声で叫んだ。


一方新八君は混乱して口をパクパクさせ、神楽ちゃんは嬉しそうに桂さんを見ている。


桂)「この世に未練があったものでな。黄泉帰って(よみがえって)来たのさ。かつての仲間に斬られたとあっては死んでも死にきれぬというもの。なァ、高杉。お前もそうだろう?」


悠)「た、高杉!?」


あたしは驚きのあまり、声を上げる。

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