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桂）「江戸の夜明けをこの目で見るまでは死ぬわけにはいかん。貴様ら野蛮な輩に揺り起こされたのでは江戸も目ざめが悪いだろう。悠、リーダー（神楽）の鎖を解いてやれ」


悠）「は、はい」


あたしは刀で神楽ちゃんの腕と足首についている鎖を解く。


悠）「よし、解けた。アレ、神楽ちゃん？」


鎖が解けて自由になった神楽ちゃんは真顔で桂さんの所へ行く。


桂さんはそれに気がつかないようでキメ顔でキメ台詞を言っている。


桂）「貴様ら、朝日を見ずして眠るが良い」


ガシ。


神楽ちゃんは桂さんに抱きついた。


そして・・・





神）「眠んのはてめエだァァァァ！！」


ドフッ！！


なんとバックドロップをかましたのだ。


悠）「神楽ちゃんんん！？」


新）「てめ～人に散々心配かけておいてエリザベスの中に入ってただと・・・？ふざけんのも体外にしろォォォォ！！」


桂）「ブヘェェ！！」


神楽ちゃんがバックドロップをかまし終えたと思ったら今度は新八君がそこら辺に落ちていた木の板で桂さんを殴った。


新）「いつからエリザべスの中入ってた？あん？いつから僕達の事騙してた？」


新八君と神楽ちゃんは桂さんをさげすんだような眼で見る。


まァ、確かに２人の言っている事には共感できる。


あたし達みんな桂さんの事心配してたんだもん。


だから今は２人のやりたいように桂さんをやらせておこう。


あたしは３人を温かい目で見つめる。


桂）「ちょ、今はそう言う事言っている場合じゃないだろう。ホラ、見て。今にも敵が襲いかかってきそうな雰囲気だよ」


新）「うるせーんだよ。こっちも襲いかかりそうな雰囲気！！」


桂）「待て。落ち着け。なにも知らせなかったのは悪かった。謝る。今回の件は敵が俺個人を標的に動いていると思ったゆえ、敵の内情を探るにも俺が死んでいる事にしておいた方が動きやすいと考え何も知らせなかったのだ」


桂さんは冷や汗をかきながら言い
訳をつづる。