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銀魂

第27章 備えあれば憂いなし(紅桜編)

桂)「やめてくれ。そんな顔で謝る奴らを叱れるわけないだろう。それに、謝るのは俺の方だ。何も連絡せず・・・」


浪2)「いいんです。桂さん、あなた1人で止めるつもりだったんでしょう。かつての高杉(仲間)を救おうと。騒ぎを広めず、1人説得をしに行くつもりだったのでしょう?」


浪3)「それを我らは、このように騒ぎ立てて高杉一派との亀裂を完全な物にしてしまったこれではもう・・・」


桂)「言うな。・・・奴とはいずれこうなっていたさ」


桂さんは少しさびしそうに言う。


そんな桂さんにエリザベスさんは戦いながらプラカードを見せた。

エ)〔桂さん。ここは良いから早く行ってください〕


エ)〔まだ、間に合います〕


桂)「エリザベス・・・」


エ)〔今度はさっさと帰って来てくださいよ〕


桂)「・・・わかった。ありがとう。エリザベス!!」


桂さんはいつの間にかいなくなっている高杉の後を追う。


悠)「新八君、神楽ちゃん!!あたし達も行こう!!」


新・神)『はい/ウン!!』


あたし達も桂さんの後を追い、走る。


桂)「!!お前ら・・・!!」


新)「ここまで来たら最後まで1付き合いますからね!!」


悠)「桂さん1人で行かせちゃうと心配ですし」


神)「ヅラァ!!てめっ、帰ったら何か奢るアル!!」


桂)「お前ら・・・」


チュンッ!!


桂さんがそう呟いた後、桂さんに向けて弾丸が発射された。


桂さんは当たる寸前で弾丸をよける。


また子)「晋助様の所には行かせないッス」


変平太)「悪いがフェミニストと言えど鬼になる事もあります。綿密に立てていた計画・・・これを台無しにされるのが一番腹立つ。コンチクシショー」


物陰から出てきたのは、例の派手な服装の女の子と、目がガン開きの浪士。


つか、浪士の方今なんて言った?
フェミニスト?
なにそれ。


その前に綿密に立てていた計画ってなに?
なんか危険な匂いがするんですけど!!


あたしがそんな事を考えているうちに、新八君と神楽ちゃんが敵の前まで歩いて行く。

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