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銀魂

第27章 備えあれば憂いなし(紅桜編)

神)「ヅラァ。私酢昆布一年分と『渡る世間は鬼しかいねェ。チクショー』DVD全巻ネ。あっ、後定春の餌」


新)「僕、お通ちゃんのニューアルバムと写真集とハーゲンダッツ100個お願いします。あ、やっぱり1000個」


神)「あっ、ずるいネ!!じゃぁ、あたしは酢昆布10年分!!」


2人はそれぞれ構えながら言う。


桂)「おい、なにを!!」


新)「早く行けボケ!!」


桂)「待て!!お前たちに何かあったら俺は・・・銀時に合わす顔がない!!」


神)「何言ってるアルか!!」


新)「そのヘンテコな髪型見せて笑ってもらえ!!」


2人はそう言いながらかけ出し、敵に突っ込んで行く。


悠)「待って!!2人とも!!」


あたしも刀を取り行こうとする。


しかし、新八君に止められた。


新)「悠さん。悠さんも行って下さい。僕達は大丈夫です」


悠)「でも・・・」


神)「心配いらないネ。こいつらの相手は私達で充分アルよ。それに、ちゃんとヅラが高杉の所まで行けるか見守るヨロシ」


2人とも・・・





どんだけ桂さんの事心配してるのよ。


いや、あたしも心配とは言ったよ?
でも、そこまで心配じゃないんだけど・・・


でも、2人は言ったら聞かないから行くしかないか。


悠)「わかった。2人とも怪我しないようにするんだよ!!今日は夜ご飯いっぱい作ってあげるから!!桂さん行きましょう!!」


桂)「あぁ。そうだな」


あたしと桂さんは闘っている新八君達の横をすり抜け、高杉の所まで目指す。


途中、何人かの浪士達に襲われそうになったが2人で何とか倒し高杉のいる所まで来た。


高杉は船の手すりの所に座り、船の屋根の方を向いて二ヤリと笑っていた。


高)「ヅラァ、アレ見てみろ。銀時が来てる」


え!?
銀さんが来てるの!?


銀さんは布団でお妙さんに面倒を見てもらっているはずなのに。


あたしは高杉が見ている方を見る。


すると、そこには銀さんと仁蔵が戦っている姿が見えた。



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