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銀魂

第5章 第一印象がいい奴にロクな奴はいない

それからしばらくして警察がやってきてキャサリンさんは捕まった。


銀)「仕事くれてやった恩を仇て返すたァよ。仁義を解さない奴ってのは男も女も醜いねェ。ババア」


お登勢)「家賃を払わずに人ん家の二階に住み着いてる奴は醜くないのかい?」


銀)「ババア、人間なんてみんな醜い生き物さ」


悠)「言ってることムチャクチャですよ銀さん‼︎」


お登勢)「本当だよ‼︎…まぁ今日は世話になったからね。今月の家賃くらいはチャラにしてやるよ」


悠)「本当ですか⁉︎」


私と銀さんはお登勢さんの顔を見る。


お登勢)「あぁ。本当さ」


銀)「マジでか?ありがとうババア。再来月は必ず払うから」


お登勢)「何さりげなく来月スッ飛ばしてんだ‼︎」


お登勢さんは銀さんの頭をグーで殴った。


それにしてもお登勢さんが銀さんの事そんな風に思ってたなんて以外だな…。
いつも迷惑かけちゃってるからよく思ってないと思ってた。


やっぱりお登勢さんって愛情がある人だな。
お登勢さんは私の事どう思ってるんだろう。


銀さんと同じように出会って良かったって思ってくれてるのかな?


私はお登勢さんの顔をまじまじ見て考える。


お登勢)「なんだい悠。私の顔になんかついてるかい?」


悠)「い、いや‼︎なにも‼︎」


お登勢)「?変な子だねェ」


お登勢さんはそれだけを言うとスナックに帰っていった。

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