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銀魂

第29章 僕が僕であるために

近)「え?なんて言ったの今。すいまっせーん!!もっかい大きい声でお願いします!!」


通)「みんなァ!!」


天狗)「クク。来たか真選組!!解散の手続きは・・・って何回も言わせるな!!なんか恥ずかしいだろーが!!」


悠)「いや、思いっきり引っ掻かてる事の方が恥ずかしいと思うけど・・・」


近)「よし…ここはどうにか聞こえないふりをして時間を稼ごう。オイ、誰か‼︎ボードを持ってきてくれ‼︎」


近藤さんが隊士に命令すると、すぐにボードは用意された。
その用意されたボードに近藤さんは何かを書く。


近)「これでよし…」


近藤さんはボードを天狗党の人達に見える様に掲げる。
ボードには『聞こえづらいんで筆記でお願いします』と書いてある。


すると天狗党もどこぞから出したボードに文字を書きあたし達に見える様に掲げてきた。
天狗党のボードには『同胞の釈放の件はちゃんと話を進めているんだろな。要求が通らない場合、人質の命はない』と書いてある。


沖)「近藤さん。次俺にボード貸してくだせぇ」


近)「あぁ。いいぞ」


今度は沖田さんがボードに字を書く。


沖田さんの事だからなんか変な事書かなきゃいいけど…。


沖田さんはボードを書き終わると天狗党に見える様に掲げる。
『字が小さくて読めません。もう少し大きく書いてください』とボードには書いてある。


これ、明らかバカにしてるでしょ。
普通に見える字だったし、天狗党が書いた字。


まぁ、流石沖田さんと言えばそうなのだろうけど…。


近)「ちょっと‼︎総悟何やってんの⁉︎それじゃ相手怒らせるだけじゃん‼︎もう、俺に貸して‼︎」


近藤さんは沖田さんからボードを剥ぎ取ると違う字を書き、天狗党に見せる。


『釈放の件については今、上とかけ合っている。どが、時間がかかりそうだ。しばし待たれよ』


おぉ。流石近藤さん。
しっかり時間稼ぎの出来る事はボードに書いてる。


そのボードを見た天狗党はすぐ様ボードを返してきた。

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