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銀魂

第6章 ジジイ担ってもあだ名で呼び合える友達を作れ

お登勢)「くらあああああああああ‼︎」


スナックから額に青筋を浮かべたお登勢さんが出てきた。


お登勢)「ワレェェェェ‼︎人の店に何してくれとんじゃァァ‼︎死ぬ覚悟は出来てんだろーな‼︎」


「ス…スンマセン。昨日からあまり寝てなかったもんで」


お登勢)「よっしゃ今永遠に眠らしたらァァ‼︎」


お登勢さんは男の人に殴りかかろうとする。


ヤバい‼︎
あの男の人お登勢さんに永遠の眠りにつかされちゃう‼︎
止めなきゃ‼︎


私は階段をひょいひょいと降りてお登勢さんの元へ行く。


悠)「ダメですよお登勢さん‼︎そんなゲガ人に‼︎」



私はお登勢さんを止め男の人を見た。


凄い怪我してる。
これ、病院に連れて行ったほうがよさそう…。


神)「悠、そいつ大丈夫アルか?」


悠)「いや、大丈夫じゃないかも。神楽ちゃん救急車呼んで」


神)「救急車ァァァァァァ‼︎」


神楽ちゃんは何を思ったのかその場で救急車を呼ぶ。


銀)「誰がそんな原始的な呼び方しろっつたよ」


銀さんはそう言いながら周りに散らばってる手紙を拾う。


銀)「飛脚かアンタ。届け物エライ事になってんぞ」


「は、はい…。あのこ、これ…」


男の人は懐から何かを出す。


それは丁寧に包まれた届け物だった。


「これを…俺の代わりに届けてください………お願いします。なんか大事な届け物らしくて届け損なったら俺…クビになっちゃうかも…」


クビか…。
今の江戸は職に就きにくいって前新八君が言ってたっけ。
じゃぁ今この人がクビなったりしたらこの人苦労するって事?


それだけは避けてあげたいな。
お金があまり入らない生活をするっていう事がどんなに大変か万事屋で働いてよく分かる。


よし‼︎


私は1人心で頷いて飛脚さんから届け物を受け取る。


悠)「わかりました。この届け物は必ず届け先へ持っていきます」


「あぁ…ありがと…」


飛脚さんはそう言うと意識を無くした。

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