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銀魂

第29章 僕が僕であるために

と、そう思ったがお通とは別の声が響いた。
その声は天狗党のものだった。


天狗党)「あぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」


天狗党)「何をしている貴様ァァァァ‼︎」


銀)「あー、やっちゃったな〜オイ。やっちゃったよ〜」


悠)「バレちゃいましたね…」


新)「げっ」


天狗党が真選組に夢中になって居る間、万事屋は異菩寺に乗り込み人質となっていた少女達をつれ出していたのだ。


その姿を見て頭に血が上った天狗党は万事屋の方に向かってくる。


天狗党)「何をしている‼︎斬れェェェェ‼︎」


?)「よし、今のうちだ‼︎」


1人の少女がそう言いったと思えば、お通を抱え異菩寺から飛び降りていく。
その飛び降りた少女は、真選組監察型の山崎退であった。


山)「あーカツラは頭が痒くていけねーや。お通ちゃん、後でサインくださいね」


天狗党)「‼︎(コイツ…‼︎ずっと女達の中にまぎ込んで…‼︎まさか…)」


嫌な予感がした天狗党のリーダーは真選組へと視線を戻した。
するとそこには、バスーカを構えた真選組の姿が…


近)「さよ〜ならーめん替え玉」


近藤がそう笑った瞬間、バスーカが異菩寺に向かって発射された。















その後、その事件は大きく新聞に取り上げられた。
その新聞を公園のベンチに座りながら眺める1人の男が…


?)「なかなか…ロックな連中でこざるな」


ポロっと一言呟いた男。
その名は河上万斉。


鬼兵隊の主となる者の内の1人であった。

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