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銀魂

第30章 雪ではしゃぐのは子供だけ

お登勢)「今年の雪は異常気象だかなんだかしらないがねェ、とんでもない大雪に見舞われちゃって、江戸の町もどこを見ても真っ白さ。ついでに、街ゆく連中どいつもこいつも青白いシケたツラして歩いてやがる。情けない話じゃないかィ。雨が降れば行水‼︎槍が降ればバンブーダンス‼︎どんな時も楽しむ余裕を忘れないのが江戸っ子の心意気ってもんだィ‼︎つーことで…第1回チキチキ歌舞伎町雪まつり、開催決定ィィィィ‼︎」




と、言うことで歌舞伎町に大雪が降る中、万事屋は開催地であるお寺の前で雪の像を作るため来ていた。


わ〜
雪なんて記憶が無くなってから初めてだから降ってくれて嬉しいな〜‼︎


雪が降って上機嫌なあたしは雪をコロコロ転がしながらある物を作っている。


悠)「よいしょ、よいしょ…できたぁぁぁ‼︎」


これ一度作ってみたかったんだよね‼︎
雪だるまさん‼︎


テレビで大っきいの見たことあって憧れてたんだよね。
やっと作ることできた‼︎


悠)「あ、新八君‼︎見て見て、雪だるまさんできたの‼︎」


あたしは、作品を作るために雪をかき集めてきた新八君に自信作の雪だるまさんを見せる。


新)「わぁ‼︎大っきいですねェ‼︎これ悠さんが1人で?」


悠)「そうだよ‼︎凄いでしょう?」


新)「はい‼︎凄いですよ‼︎(雪で喜んでる悠さん可愛いなぁ…)」


悠)「それにしても周りの作品凄いよね。雪像」


あたしは、周りに次々とできていく雪像を見る。
自分のお店のPRも兼ねて作ってる人が多いので皆気合十分な事がわかる雪像ばかりだった。

おまけに歌舞伎町は歓楽街であるため如何わしい女の人の雪像が多い。


まぁ、歌舞伎町らしいって言ったら歌舞伎町らしいけどなんだか見てるこっちは恥ずかしいな…


新)「ホントですね。僕らも負けないように頑張らなきゃなりませんね。所で僕らは何を作ってるんだろ…」


あたし達は万事屋の雪像を見る。
そこには雪の玉が2つ置いてあり、一つはもう綺麗に完成していてもう一つは銀さんがせっせと作っている所だった。

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