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銀魂

第30章 雪ではしゃぐのは子供だけ

銀)「よし、できた。まァこんなトコか。あとは真ん中に棒を立てて…」


新)「うわぁぁぁぁぁぁ‼︎」


ドパッ‼︎


新八君は何を作ってるのかわかったのか、雪の玉の1つを蹴り飛ばした。


銀)「オイオイ、なにすんだお前は。俺がその左の玉作るのにどれだけ苦労したかわかってんのか、コラ」


新)「アンタこそなに考えてんだよ‼︎周りのHなヤツに何も合わせなくても…」


新八君が銀さんに怒っている最中、神楽ちゃんが何やら怪しげな棒を持ってこちらに来た。


神)「銀ちゃん、棒できたヨ」


悠)「神楽ちゃん、その棒何?」


新)「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ‼︎悠さん見ちゃダメです‼︎神楽ちゃんも何持ってんの⁉︎」


新八君が神楽ちゃんに問うが、神楽ちゃんはそれを無視して棒を玉の横へ立てる。


銀)「新八よぉ、おまえなに?なにを勘違いしているか知らないけどよ、これアレだよ。ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲だよ」


新)「アームストロング二回言ったよ‼︎あるわけねーだろ、こんな卑猥な大砲‼︎」


銀)「ったく。ホント思春期はエロい事ばっか考えてるから棒とか玉とかあればスグにそっちに持ってくんだよ」


神)「マジきもいアル。しばらく私に話しかけないで」


神楽ちゃんはそう言いながら新八君が蹴った方の雪の玉を作り直していく。


な、なんかさこのアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲だっけ?
今更だけど卑猥なものにしか見えてこなくなってきたんだけど…


あたしはみてるのが恥ずかしくなり雪像から目を離した。
すると聞き覚えのある声が聞こえた。


長)「オイオイ何?オメーらも来てたの?」


その声の主は長谷川さんだった。


悠)「あ、長谷川さん‼︎こんにちは。長谷川さんもお祭りに来てたんですね」


長)「あぁ。そうだ。俺はもう雪像作り終わったんだがオメーらはどうなんだ?」


新)「あ、アレです」


新八君は少し気まずそうな顔をしてネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲を指差した。

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