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銀魂

第30章 雪ではしゃぐのは子供だけ

長)「なんだよオイ。ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲じゃねーか。完成度たけーな、オイ」


悠)「えええええ⁉︎なんで長谷川さん知ってるんですか⁉︎」


新)「えぇ⁉︎ちょ、コレマジであんの⁉︎僕と悠さんだけ、知らないの⁉︎」


銀)「江戸城の天守閣を吹き飛ばし、江戸を開国させちまった戌威族の決戦兵器だ」


新)「何?こんなかっこ悪い大砲にやられたんですか僕らの国は⁉︎」


銀)「それでよりアンタ、アンタはどんな作品作ったの?」


長)「え?俺?俺はあれだよ」


長谷川さんが指をさした方向を見てみる。
そこには翼を生やし、今にでも大空へ飛び立ちそうな長谷川さんの雪像だった。


悠)「わァァァァァァァァァァ‼︎凄いですね‼︎」


新)「ホントだ‼︎なんかわかんないけどスゴイじゃないですかァァ‼︎」


長)「いやいや、そんな大したもんじゃねーよ。俺、結構こりしょうだからさァ、止まらなくなっちゃって。因みにタイトルは『飛翔』だ」


銀)「ヘェー、スゲーな。これ何?あんた自身がモデル?」


長)「ん?まァ愛情入れすぎて似すぎてしまったというかなんというか…」


銀)「でも、ちょっとアンタにしちゃぁ筋肉質すぎね?この辺そぎ落とした方がいいな」


銀さんはそう言いながら手に持っていたスコップで足の脹脛の部分を削り出した。


長)「おいィィィィ‼︎なしてんのォォ⁉︎ちょっとォ、勘弁してよ‼︎スゲー微妙なバランスで立ってるから、コレ‼︎」


銀)「あー、そういう所もアンタに似るんだ」


神)「オイ、マダオ。アレもマダオのと似てるアルか」


神楽ちゃんは雪像の股の部分を指差す。
そこには長谷川さんのと思われる男性器が…


悠)「キャァァ‼︎///」


あたしは恥ずかしくなり思わす顔を手で覆う。


銀)「オイオイ、うちの悠ちゃんと神楽ちゃんに何汚ねーモン見せてくれてんの。悠、こっちおいで」


悠)「うぅ…//」


あたしはうつむきながら銀さんの方へ行く。

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