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銀魂

第30章 雪ではしゃぐのは子供だけ

それは長谷川さんの雪像についていた男性器だった。


長)「フハハハハ‼︎なーにがグランプリだァ‼︎そんなもんなァ、雪像壊しちまえば元も子も無くなっちまうんだよ‼︎どーせ雪なんて時間が経てばとけちまうんだよ‼︎だったら今消えろォォ‼︎全て消えろォォ‼︎」


長谷川さんはそう言いながらお妙さん達の雪像に次々と雪で作った男性器をら投げつけていく。


銀)「悠、目ェ瞑っとけ」


悠)「わ、わかりました///」


あたしは銀さんの言う通り目を瞑る。









どのぐらい目を瞑っていたのだろう。
途中で桂さんの声や、お妙さんが叫ぶ声が聞こえた気がする。


もう、流石に目開けていいよね?


あたしは恐る恐る目を開ける。
するとそこにはとんでもない景色が広がっていた。


先ほどまであった雪像は全て無くなっており、その代わり皆が皆、雪合戦をしていたのだ。


悠)「…こ…これってみんななにやってんでしたっけ」


お登勢)「雪祭りだよ」


いつの間にか隣にいたお登勢さんがタバコを吹かしながらそう答えたのであった。




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雪祭りが終わりあたしと銀さん、神楽ちゃんは万事屋に。
新八君とお妙さんは道場へと帰っていた。



それにしても雪祭り大変だったな〜
みんなして最後は雪合戦して暴れちゃうんだもん。
でも、なんだか楽しそうだったからいいか。


ヒュゥゥ〜


不意に冷たい風が吹き身体に寒さが走る。


うぅ寒い。
雪祭りに行く前に昔銀さんが使ってた上着とマフラー貸してもらったけどやっぱり寒いなぁ。


それに手袋は無さそうだから付けなくても大丈夫って言ったけど手が冷えてかじかんできちゃった…


あたしは少しでも手が温まるようにふーと息を吹きかける。
それに気がついた銀さんはあたしの手を取りマジマジと見てきた。

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