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銀魂

第31章 どこの母ちゃんも大体同じ

PM7時


ジリジリジリーとけたたましい音を鳴り響かせながら目ざまし時計がなる。


それと同時に物凄い怒鳴り声が聞こえてきた。


?)「あんたァァァァ!!いつまで寝てんの!!ホントにもォォォォ!!」


な、なに事!?


あたしはパッと布団から飛び起きリビングへ行く。
するとそこにはおばさんに引きずられている銀さんの姿が・・・


銀)「ちょ、ホントまじ勘弁して・・・今日二日酔いなんだよ」


?)「いい年こいてそんなになるまで飲むんじゃないの!!シャキッとしなさい!!ん?あら、おはよう。昨日はよく眠れたかィ?」



銀さんを引きずっていたおばさんがあたしに気が付き挨拶をしてくる。


悠)「あ、おはようございます。よく眠れました」


?)「そうかい。なら良かったよ」


神)「なんだヨ~朝からうっさいな」


おばさんの大きな声で頭が爆発した神楽ちゃんが起きて来た。
そんな神楽ちゃんにおばさんは怒る。


?)「あ~もう!!女の子がそんな目ヤニ付けた顔で~顔洗って来なさい!!」


神)「煩いアル。私は誰の指図も受けないネ」


?)「しょーがないわね。どれ、こっち向きなさい」


おばさんはそう言いながらハンカチを取り出しペッと唾を出すと、そのハンカチで神楽ちゃんの目ヤニをふき取る。


神)「うわっ!!くさっ!!」


?)「ホラ、キレーになった。女の子はキレーにしないとダメ!!」


おばさんはハンカチをしまうといつの間に作ったのであろうか朝ご飯に手を伸ばす。


?)「ホントにもーしょうがない子達なんだから。ご飯はどうするの。中盛り?大盛り?」


銀)「・・・じゃ、中盛りで」


?)「何言ってんの!!そんな痩せた身体で!!男の子は少し太ってるくらいの方がいいのよ!!」


銀)「うるせーな。じゃあ、ハナから聞くなよ」


?)「口答えしない!!アンタはもう、ホントすぐ人の上げ足取って!!」


悠)「誰も上げ足取ってませんよ・・・」


?)「あんたは?ご飯中盛り?大盛り?」


悠)「あの、小盛りっていう選択肢はないんでしょうか・・・」

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