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銀魂

第31章 どこの母ちゃんも大体同じ

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?)「母ちゃんだよ。八郎の母ちゃん」


あれからあたし達はご飯を食べ終わると、今度はおはさんが朝ごはんを食べ始めた。


銀)「八郎ってだれだよ。つーか、なんで八郎の母ちゃんがウチの母ちゃんやってんだよ」


母)「ウチの田舎じゃぁ母ちゃんはみんなの母ちゃん。子供はみんなの子供」


銀)「グレートマザー気取り?グレートサマみたいな顔して。・・・オイ、それ何?なんでウチの飯食ってんの?なんで?」


母)「息子に会おうと田舎から江戸に来たんだけどね、ま~都会は分からない事だらけで参ったわ~地下鉄とかも、もう迷路よ。ウィザドリーよ」


銀)「オイ、それ何杯目だオイ。それ何?そのパーマどこであてた?何パーマだオイ」


銀さんがかなり失礼な事を発するが、気にも留めずお母さんは話し続ける。


母)「で、迷って困ってる時にここの看板見つけてね。まァ、コレからお世話になる事だし、みんな寝てる間に朝げでもと思ってね?」


お母さんは食べ終わったお茶碗を台所まで運び、戻ってくると着物の袖の部分から一枚の写真を取り出した。


母)「コレウチの息子の八郎なんだけどさ、5年前江戸に上京してから音信不通で、この街で働いているのは確かなんだよ…一緒に探してくれないかィ?」


銀)「…いや、仕事なら引き受けますけどね、おばちゃんお金もが持ってんの?」


母)「…これ、八郎に食べさせてあげようと思ったんだけどね。…仕方ないね」


お母さんは持っていた大きな風呂敷を解き立派なカボチャを大量に差し出してきた。


銀)「オイオイ、おばちゃんおばちゃん。誠意って何かね?」


銀さんがそうお母さんに尋ねると、お母さんは少し考え何故か銀さんの部屋に入り布団に寝転んだ。

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