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銀魂

第31章 どこの母ちゃんも大体同じ

?)「ちょっとちょっと何ィ何ィ?
お咲ちゃんもめ事イェ~」


ギャル)「勘吉さん!!」


色黒ギャル・・・お咲さんは勘吉と言う男の人が来たのが嬉しいのか甘い声をだす。


お咲)「なんかァ~このダセー家族がァ私らに絡んできて~」


勘)「オイオイ、何。君たちおのぼりさん?イェ~どこの山奥から来たのか知らないけどさ、あんま俺の街で調子こいてっと殺すよ。マジで」


むっ!!
なにこの男の人。
嫌な感じ。


あたしは勘吉に少しばかりガンを飛ばす。


すると、その場には似合わない発言が飛び出してきた。


母)「ねェ、銀さん、悠ちゃん。アレ、あの人足短い」


お母さんがあたし達にコソコソそんな事を言って来たのだ。


いや、アレ足短いんじゃなくて履いている袴を腰まで下げてるだけだから。


決して足が短い訳じゃないと思う。
多分・・・


それに、お母さんあたし達にコソコソ言ってるけど完璧に相手に聞こえてると思う。


勘吉)「フアッションだコラァァァァ!!」


ほら・・・
聞こえてた。


銀)「すいません。田舎者なんで勘弁して下さい。ちょ、俺達は忙しいんでこれで・・・オイ、いい加減にしろよ。アレは今江戸で流行ってる足の短さを隠すフアッションなんだよ」


勘吉)「オメーが一番失礼なんだよ‼︎てめっ、コルァァ‼︎マジなめてっとババァだろーとなんだろーと容赦しねーぞ‼︎」


バッ‼︎


勘吉はお母さんと銀さんの弄りに腹が立ったのか、あたし達に向かって蹴りを入れてくる。
その蹴りは何故か特に何にも弄っていないあたしに命中した。


悠)「きゃっ‼︎」


あたしは足を蹴られて転落する。
それを見ていた銀さんはすぐさま顔つきを変え勘吉達のズボンを持ち上げた。


銀)「オイ、忙しいっつったの聞こえなかったのか、坊主ども。なァ、オイ。旅でも袴でもルーズにキメんのは結構ですけどね…女どもに手ェあげるたァどういう了見だィ。お兄ちゃん達。……足袋はルーズでもさァ、人の道理はキッチリしやがれェェ‼︎」


勘吉)「ぎゃぁぁぁぁ‼︎」


銀さんはズボンを持ち上げたまんま勘吉の達の頭を地面に叩きつけた。

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