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銀魂

第31章 どこの母ちゃんも大体同じ

お母さんは八郎さんの前に立ちながら何やら叫んでいる。


新)「ちょ、銀さん。アレやばいですよ‼︎」


新八君はお母さんが堂本にやられる前にと、身を潜めているソファーから出ようとする。
それを銀さんは止め、『関係者以外立ち入り禁止』と書いてある場所を指差した。


あたし達は銀さんの言いたい事に気が付きサササッとそこへ入って行く。


そして、ホステスさん達の更衣室だと思われる部屋に入り適当にスーツに着替える。


銀さんは紫。
新八君は黒。
神楽ちゃんは赤。
あたしは白。


うん・・・
みんなキマッてあたしだけなんか見習いっぽいけど大丈夫だよね?


あたしは全身鏡を見ながら似合っていないスーツ姿に苦笑する。


銀)「オイ、お前ら着替え終わったか?」


悠・新・神)『イエッサー!!』


銀)「んじゃ行くぞーって、オイオイ。ちょっと待て」


銀さんがあたしを見た瞬間険しい顔をしてこちらに来る。


悠)「どうしたの?銀さん」


銀)「どうしたのじゃありません。なんでボタンを2つも開けてるんですか。ちゃんとネクタイをして上まで閉めなさい」


悠)「え、なんで?銀さんだっていっぱいボタン開けてるのに?」


銀)「銀さんはいいんです。でも悠ちゃんはだめ。わかった?」


悠)「・・・分かりました。ちゃんとネクタイ閉めますよ・・・」


あたしはしぶしぶネクタイをちゃんと閉めた。


銀)「それでよし。(ったく・・・ボタン2つも開けてたら俺の視線からだと悠のおっぱいがスレスレ見えそうなんだってーの。それにもし他の男に悠のおっぱい見られたらどーすんだ。俺、見た奴殺すよ?)じゃァ、さっそく表に出るぞ」


悠・新・神)『イエッサー!!』


今度こそお店の表にに出る事になったあたし達。


表では未だにお母さんと堂本が言い合っていた。


母)「それじゃぁ、白黒はっきりさせようじゃないのさ」


堂)「上等や、おばはん。今夜は朝まで柿ピー生討論や。早く酒持ってこんかい!!なんやこのホストクラブ、接客もできへんのか!?」


堂本はお酒を飲みながら早く柿ピー生討論をしたいのか、イライラしているようだ。

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