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銀魂

第31章 どこの母ちゃんも大体同じ

堂)「それで狂死郎はん。話し戻すけど、もうぶっちゃけて話させてもらうわ。お宅のソレ、怪我さしとーないんならわしらの要求飲めっちゅー話や。悪い話やないやろ。簡単や。いつものように甘ーいトークで女どもたぶらかして、金おとさせたらええねん。クスリ買わせてな。それでワシらこの店の用心棒がわりしたるし、もうこないな事なくなるし万々歳やないの」


堂本はそう言いながらタバコを口にくわえ火をつける。


狂)「前にも言ったはずです。私たちは貴方達のような人達の宝を借りるつもりはない。私たちは自分達の宝だけでこの街で生きてきた。これからも変わるつもりはない」


堂)「ほう・・・。なら連れがどうなってもいいっていうんかい?」


堂本はフーっと煙を吹きながらニヤリと笑う。


八)「狂死郎さん‼︎オラに構うことない‼︎こんな奴らの言いなりになるな‼︎泥水すすって顔まで変えて…それでもオラ達自分達の足で歩いていこうって‼︎この街で生きていこうって決めたじゃないか‼︎」


狂)「八郎…」


堂)「ええ度胸やないかァ。ほな、この街で生きていくゆーのがどんだけ恐いか教えたるで」


堂本は八郎さんのアフロを掴むとそのまんま八郎さんを床に叩きつけた。
そして、手をぎりっと踏みつける。


堂)「エンコヅメ、ゆーの知っとるか?ワシらヤクザはケジメつける時指落とすんや。とりわ溝鼠組(ウチら)の掟は厳しいで〜指全やもんなぁ」


狂)「やめろっ‼︎」


狂死郎さんは八郎さんを助けようとする。
しかし、ヤクザの下っ端達に抑えられできなかった。


堂)「今さら遅いでわお前らとワシらじゃ覚悟かちゃうちゅーこと…思いしれやァァ‼︎」


堂本は腰に差してある刀を抜き八郎さんの指めがけて振り下ろす。


悠)「や、やめてェェ‼︎」


あたしがそう叫んだのと同時に、振り下ろされるはずだった堂本の腕がガチッと誰かに掴まれた。

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