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銀魂

第32章 家族も恋人も大切だよね



天気のいい午後2時。
朝から干していた洗濯物を取り込んでいとある事に気がつき肩を落とす。


悠)「……まただ」


そのある事とはズバリ下着泥棒に下着を盗まれてるという事だ。
最近どうもこのようなおかしいことがよく起こる。
干しておいた下着がなくなったり、部屋の中でカシャっと写真を撮る音がしたりするのだ。


おまけに1人で買い物をしている時やお登勢さんの頼みで歌舞伎町で歩いている時、よく視線を感じるようになった。


すごく怖くてこの事を最初は銀さんに相談しようか迷ったが、しかし、最近銀さん単独で万事屋の依頼が入っているので昼間はいなく夜遅くに帰ってくる事が多い。


それに、あたしは銀さんに出会ってからなんでもかんでも銀さんに頼りすぎだったから1人で何かを解決するいい機会かもしれない。


と、いうわけであたしは1人どうストーカーを懲らしめてやろうかと考えていた。










そんなある日の事。
銀さんの依頼が無事に終わり、依頼主さんからも予想以上に依頼費ももらったのでお登勢さんのスナックで家賃を払う傍万事屋みんなで夜ご飯をいただく事になった。


悠)「すみません、お登勢さん家賃払うだけだったのにご飯まで用意してもらって…」


キャ)「ホントダヨ。オ前ラ、ワタシニ感謝シロヨ」


お登勢)「なんでアンタが偉そうなんだよ」


お登勢さんはそう言いながらスパンとキャサリンさんの頭を叩く。


お登勢)「そういえば、大食い娘の姿が見当たらないね。どうしたんだい?」


悠)「神楽ちゃんですか?神楽ちゃんは昼間遊びに行って汗かいたのでシャワー浴びてから来るそうです」


お登勢)「そうかい。じゃぁ、アイツが来るまでちょいと頼まれてくれるかい?」


悠)「はい‼︎もちろん‼︎」


あたしがそう言うとお登勢さんはお店の奥から風呂敷を持ってくる。


お登勢)「この風呂敷を三丁目の金沢って奴に届けておくれ」


悠)「わかりました。三丁目の金沢さんの家ですね。それじゃあ行ってきます。銀さん、あたしが帰ってくるまでにガバガバお酒飲んでお登勢さんに迷惑かけたりしないでくださいね?」


あたしはカウンターでもうすでに飲んでいる銀さんにいう。

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