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銀魂

第32章 家族も恋人も大切だよね

銀)「そんなに心配しなくってもわかってんよ。つか、そんな暇あったら早く用事済ませてこい。そんで俺に酌してくれや」


悠)「クス。はいはい。わかりましたよ。それじゃ新八君、銀さんのことよろしくね」


新)「はい。任せてください」


あたしは新八君に微笑みながらスナックを出る。


三丁目の金沢さんの家はあまり遠くないから早く行って帰って銀さんにお酌してあげなきゃ。


あたしは少し早足で道を歩く。
すると、あたしの歩く速度に合わせて後ろから足音が聞こえてきた。


一瞬気のせいかと思ったがそうでは無いらしく試しにピタリと足を止めてみると、それと同時に後ろの足音も止まる。



気のせいじゃ無い。
誰かがあたしの後をついてきてるんだ。
多分犯人は最近あたしを追い回してるストーカー
よし、ここは…



あたしは止めていた足を動かし歩く。
しばらく歩くとあたしは狭い小道に入って足を止めた。


そして、くるりと後ろを向き大声で叫ぶ。


悠)「ちょっと‼︎あなた何なの⁉︎最近ちょこまかちょこまかあたしの後をついてきたり下着盗んだり…なにが目的なの?出て来なさい‼︎」



さぁ、出てこいストーカー‼︎
今回は絶対に許さないもんね‼︎


あたしは腰に手を当てながらストーカーが出てくるのを待つ。
しかし、ストーカーは一向に出てくる気配を見せなかった。


あれ、出てこない。
もしかしてあたしに怒鳴られて焦って帰っちゃったのかな?


もしそうだったら情けないストーカー。
ストーカーするならもっと近藤さんやさっちゃんさんみたいに諦めないで根性見せなきゃ。


まぁ、ストーカー事態はいけないことなんだけれども・・・


悠)「ってこんな事してる場合じゃない。ストーカーがいないなら早く金沢さんの家に行かなきゃ」


あたしはクルリと方今転換して金沢さんの家のほうを目指す。


その時だった。



ガバッ!!


悠)「!!」


いきなり人影ができたと思えばその人影があたしを包みこんだのだ。
簡単に言えば、今あたしはストーカーらしき人に後ろから抱きしめられている。


おまけに声を上げないようにするためか口に布のようなものを当てられている。

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