テキストサイズ

銀魂

第6章 ジジイ担ってもあだ名で呼び合える友達を作れ

悠)「銀さん…アレ…」


私は見覚えのある顔の人を指差す。


銀さんはその人を見るなり目を少し見開いた。


銀)「…どうやら俺達ァおどされたらしいな。なぁ、オイ。飛脚の兄ちゃんよ」


そう。


“見覚えのある顔”の人はまさしく今朝お登勢さんのスナックにバイクと突っ込んだあの飛脚の人だったのだ。


神)「あっほんとネ‼︎あのゲジゲジ眉デジャヴ」


新)「ちょっ…どーゆー事ッスか‼︎ゲジゲジさん‼︎」


飛脚の人が居ることに驚いた2人は大声を上げる。


銀)「全部てめーの仕業か。桂。最近世を騒がすテロも今回の事も」


桂)「…たとえ汚い手を使おうとも手に入れたい物があったのさ。天人との戦において鬼神の如き働きをやってのけ敵はおろか味方からも恐れられた武士…白夜叉と恐れられたお前の力再び貸してくれ」


桂さんは腰の刀を握り締めながら言う。


新)「……銀さんアンタ攘夷戦争に参加してたんですか」


桂)「戦が終わるとともに姿を消したがな。お前の考える事はよく昔からよく分からん」


銀)「俺ァ派手な喧嘩は好きだがテロだの陰気くせーのは嫌いなの。大体俺たちの戦はもう終わったんだよ。それをいつまでとネチネチネチネチ。京都の女かお前は‼︎」


桂)「バカき貴様は‼︎京女だけではなく女子はみんなネチネチしている。そういう全てを含めて包み込む度量が無いから貴様はモテないんだ」


銀)「残念ですがウチの悠ちゃんは違います〜ネチネチなんて全くしてません〜因みに俺がもし天然パーマじゃ無かったらモテモテだぞ多分」


桂)「ほぅ、そうなのか。見た目も良いのに性格も良いとはいい娘だな。それに比べなんでも天然パーマのせいにして自己を保っていお前は哀しい男だ」


銀)「俺は悠ちゃんがいるから全く哀しい男じゃないで〜す。それと人はコンプレックスをバネにしてより高みを目指すんだよ」


悠)「ちょ、何の話してるんですか‼︎嬉しいけどやめてくださいよ‼︎恥ずかしいじゃ無いですか‼︎」


私は少し赤くなりながら2人の喧嘩を止める。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ